Microsoft Office Word 2007 の起動方法を一時的に変更するには、Microsoft Windows の [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] でスイッチを追加します。変更した起動方法を頻繁に使用する場合は、Windows デスクトップにショートカットを作成します。
メモ スイッチを使わずに、自動的に実行されるマクロを制御するには、Word の起動時に Shift キーを押します。
この記事の内容
コマンド、スイッチ、およびパラメータの概要
Word を起動するときには、実際には Winword.exe コマンドが実行されていますが、通常はユーザーがこのコマンドを入力したり目にすることはありません。Winword.exe コマンドに、スイッチと呼ばれるサブコマンドを追加すると、プログラムの起動方法を一部変更できます。
スイッチを指定する場合は、コマンド本体の後にスペースとスラッシュ (/) を付け、その後ろにスイッチを指定します。また、スイッチ名の後ろに、さらにスペースを追加し、パラメータという具体的な指示を付加することもあります。パラメータは、Winword.exe コマンドの実行方法に関する追加的な情報を指定するためのものです。
たとえば、次のコマンドは、Word を起動した後で MyDocument という名前のファイルを直ちに開くよう指定しています。
Winword.exe /f MyDocument.docx
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[ファイル名を指定して実行] コマンドで指定したスイッチを 1 回だけ使用する
まず、コンピュータ上の Winword.exe ファイルの場所を確認する必要があります。Word をインストールするときに、フォルダの場所として既定値をそのまま使用した場合、Winword.exe ファイルは、通常は次の場所にあります。
C:\Program Files\Microsoft Office\Office12\Winword.exe
この場所に Winword.exe ファイルがない場合には、このファイルを検索し、完全なパスを確認します。
- 次のいずれかの操作を行います。
- Microsoft Windows Vista の場合
(スタート) をクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[アクセサリ] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。 - Microsoft Windows XP または Microsoft Windows Server 2003 の場合 [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスに Winword.exe ファイルの完全なパス (ファイル名を含む) を入力するか、または [参照] をクリックして場所を指定します。
- パスの末尾に、スペースを 1 つ入力し、スイッチを入力して、さらに必要に応じてパラメータを入力します。たとえば、次のように入力します。
"c:\program files\microsoft office\office12\winword.exe" /f c:\MyDocument.docx
次回 Word を起動したときには、既定の起動時の動作に戻ります。カスタマイズした起動方法を繰り返し使用する方法については、次のセクションを参照してください。
メモ
- スイッチとパラメータの大文字と小文字は区別されません。たとえば、/A と /a は同じです。
- スイッチの前と、各パラメータの前には、それぞれ 1 つずつの空白スペースを必ず入力してください。
- スペースが含まれるファイル名をスイッチで使用する場合には、ファイル名全体を引用符で囲みます (たとえば「/t "Elegant Report.dotx"」のように指定します)。
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ショートカットを作成してスイッチを繰り返し使用する
まず、コンピュータ上の Winword.exe ファイルの場所を確認する必要があります。Word をインストールするときに、フォルダの場所として既定値をそのまま使用した場合、Winword.exe ファイルは、通常は次の場所にあります。
C:\Program Files\Microsoft Office\Office12\Winword.exe
この場所に Winword.exe ファイルがない場合には、このファイルを検索し、完全なパスを確認します。
- デスクトップ上をマウスの右ボタンでクリックし、[新規作成] をポイントします。次に、[ショートカット] をクリックします。
- [項目の場所を入力してください] ボックスに Winword.exe ファイルの完全なパス (ファイル名を含む) を入力するか、または [参照] をクリックして場所を指定します。
- パスの末尾に、スペースを 1 つ入力し、スイッチを入力して、さらに必要に応じてパラメータを入力します。たとえば、次のように入力します。
"c:\program files\microsoft office\office12\winword.exe" /f c:\MyFile.docx
- [次へ] をクリックします。
- [このショートカットの名前を入力してください] ボックスにショートカットの名前を入力し、[完了] をクリックします。
デスクトップにショートカットが表示されます。
- ここでカスタマイズした方法で Word を起動するには、このショートカットをダブルクリックします。
- デスクトップ ショートカットを Windows の [スタート] メニューに追加するには、ショートカットをマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [[スタート] メニューにアイコンを追加] をクリックします。
複数のショートカットを作成すると、プログラムの起動時にそれぞれ異なるスイッチやパラメータを適用できます。
メモ
- スイッチとパラメータの大文字と小文字は区別されません。たとえば、/A と /a は同じです。
- スイッチの前と、各パラメータの前には、それぞれ 1 つずつの空白スペースを必ず入力してください。
- スペースが含まれるファイル名をスイッチで使用する場合には、ファイル名全体を引用符で囲みます (たとえば「/t "Elegant Report.dotx"」のように指定します)。
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使用可能なスイッチとパラメータ
| スイッチとパラメータ | 説明 |
|---|
/safe | Word をセーフ モードで起動します。 |
/q | Word の起動時に Word のスプラッシュ画面を表示しません。 |
/ttemplatename (templatename はテンプレート名) | Word を起動し、標準テンプレート (標準テンプレート : すべての種類の文書に使用できる全文対象のテンプレート。このテンプレートを修正して、文書の既定の書式やテンプレートの含まれている項目の内容を変更することができます。)以外のテンプレートに基づく新規文書を開きます。 例 Word を起動し、C ドライブに置かれた Myfax.dotx というテンプレートに基づく文書を開くには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /tc:\Myfax.dotx
メモ スイッチとテンプレート ファイル名の間にはスペースを入れないでください。 セキュリティ テンプレートにはマクロ ウイルスが含まれている恐れがあるため、テンプレートを開くときや、新しいテンプレートを基にファイルを作成するときは注意が必要です。ウイルスに感染するのを防ぐために、最新のウイルス対策ソフトウェアをコンピュータで実行し、マクロのセキュリティ レベルを高に設定してください。また、[組み込み済みのアドインとテンプレートをすべて信頼する] チェック ボックスをオフにし、デジタル署名を使って、信頼できる作成元の一覧を管理してください。 |
/t filename (filename はファイル名) | Word を起動し、既存のファイルを開きます。 例 Word を起動し、C ドライブに置かれた Myfax.dotx というテンプレート ファイルを開くには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /t c:\Myfax.dotx
例 Word を起動し、複数のファイル (たとえば C ドライブに置かれた MyFile.docx と MyFile2.docx) を開くには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /t c:\MyFile.docx c:\MyFile2.docx
|
/f filename (filename はファイル名) | Word を起動し、既存のファイルに基づく新規文書を開きます。 例 Word を起動し、デスクトップに置かれた MyFile.docx ファイルに基づく新規文書を作成するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /f "c:\Documents and Settings\All Users\Desktop\MyFile.docx"
|
/h http://filename (filename はファイル名) | Word を起動し、Microsoft Windows SharePoint Services サイトに置かれている文書を、読み取り専用のコピーとして開きます。このサイトは、Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 または Windows SharePoint Services 2.0 を実行しているコンピュータ上のサイトであることが必要です。 例 Word を起動し、http://MySite/Documents という URL のドキュメント ライブラリに置かれている MyFile.docx というファイルのコピーを開くには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /h http://MySite/Documents/MyFile.docx
|
/p xslt (xslt は XSLT ファイル) | Word を起動し、指定した Extensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) (XSLT : XML 文書を HTML や XML などの他の種類の文書に変換するために使用するファイル。XSL の一部として使用されます。) に基づく既存の XML 文書を開きます。 例 Word を起動し、C ドライブに置かれている MyTransofrm という XSLT を、同じ C ドライブに置かれている Data.xml という XML 文書に適用するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /pc:\MyTransform.xsl c:\Data.xml
|
/a | アドイン (アドイン : Office に独自のコマンドや独自の機能を追加する追加プログラムです。)や全文書対象テンプレート (標準テンプレートを含む) を読み込まずに Word を起動します。/a スイッチを使うと、設定ファイルもロックされます。 |
/ladd-in | Word を起動した後で、特定の Word アドインを読み込みます。 例 Word を起動し、C ドライブに置かれている Sales.dll というアドインを読み込むには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /lc:\Sales.dll
メモ スイッチとアドイン名の間にはスペースを入れないでください。 セキュリティ 実行可能なファイルやコードをマクロやアプリケーションで実行する場合は注意が必要です。実行可能なファイルやコードは、使用しているコンピュータとデータのセキュリティを侵す危険性のあるアクションを実行するために使用されることがあります。 |
/m | AutoExec マクロ (マクロ : 1 つまたは複数のアクションを自動的に実行させるための仕組み。マクロは Visual Basic for Applications プログラミング言語で記述します。)を実行せずに Word を起動します。 |
/mmacroname (macroname はマクロ名) | Word を起動した後で、特定のマクロを実行します。/m スイッチを設定すると、AutoExec マクロは実行されません。 例 Word を起動し、Salelead というマクロを実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。 /mSalelead
メモ スイッチとマクロ名の間にはスペースを入れないでください。 マクロにはウイルスが含まれている恐れがあるため、実行する場合には注意してください。感染への予防策として、最新のウイルス対策ソフトウェアをコンピュータで動作させ、マクロのセキュリティ レベルを高に設定し、[組み込み済みのアドインとテンプレートをすべて信頼する] チェック ボックスをオフにし、デジタル署名を使用し、信頼のおける発行元の一覧を管理してください。 |
/n | 現在実行している Word とは別に、文書を開かずに Word を起動します。起動されている 1 つの Word で文書を開いても、その文書の名前は他の Word の [ウィンドウの切り替え] の一覧には表示されません。 |
/w | 現在実行している Word とは別に、Word を起動して空白の新規文書を開きます。起動されている 1 つの Word で文書を開いても、その文書の名前は他の Word の [ウィンドウの切り替え] の一覧には表示されません。 |
/r | Word を Windows レジストリに再登録します。このスイッチでは、Word が起動された後で Office セットアップが実行され、Windows レジストリが更新されて、閉じます。 |
/x | Word が 1 つの Dynamic Data Exchange (DDE) (Dynamic Data Exchange (DDE) : Windows アプリケーション間でのデータ交換に広く使用されているプロコトルです。) 要求 (たとえば、プログラムによる文書の印刷) のみに応答するよう、オペレーティング システム シェルから Word を起動します。 |
/ztemplatename (templatename はテンプレート名) | 見た目上の動作は /t スイッチとまったく同じです。ただし、Microsoft Visual Studio 2005 Tools for the 2007 Microsoft Office System で使用した場合、/z スイッチでは Startup イベントと New イベントの両方が生成されるのに対し、/t スイッチでは Startup イベントのみが生成されます。 |
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