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PowerPoint ビデオ再生の極意
 

これぞマルチメディア、と周りをうならせる迫力のあるプレゼンテーションには、ビデオの存在が欠かせません。ここでは、PowerPoint にビデオを挿入する方法と、ビデオを扱う際に起こりやすい問題の回避方法を紹介します。

●基本編

まず、基本であるビデオの挿入方法の理解からはじめましょう。PowerPoint のスライドにビデオを挿入するには、大きく分けて 2 つの方法があります。

表示通常の挿入方法

通常、ビデオ ファイルは、次の手順で挿入します。この方法は非常に簡単です。

  1. [挿入] メニューの [ビデオとサウンド] をポイントし、[ファイルからビデオ] をクリックします。

    [ビデオの挿入] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 挿入したいビデオ ファイルをクリックして選択し、[OK] をクリックします。

    "スライド ショーでビデオを自動的に再生しますか?" というメッセージが表示されます。

  3. 次のいずれかの操作を行います。
    • スライドを表示したときにビデオが自動的に再生されるようにするには、[自動] をクリックします。
    • クリックしたときにビデオが再生されるようにするには、[クリック時] をクリックします。

    "スライド ショーでビデオを自動的に再生しますか?" メッセージ

    ビデオ ファイルが挿入され、スライドにスチル フレームが表示されます。

  4. ビデオの再生方法、音量、およびビデオ フレームの表示方法などを設定するには、スライドのビデオ フレームを右クリックし、ショートカット メニューから [ビデオ オブジェクトの編集] をクリックします。

    [ビデオ オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。

    [ビデオ オプション] ダイアログ ボックス

メモ  

  • 再生の開始方法を変更する場合は、[アニメーションの設定] 作業ウィンドウでその効果のオプションのダイアログ ボックスを開きます。次に、[タイミング] タブの [開始] ボックスの一覧で、目的のオプションをクリックします。
  • ビデオの再生は、ビデオそのものではなく、スライドをクリックすることによって開始します。

 

表示Windows Media Player コントロールを使った挿入方法

Windows Media Player の 6.0 以降がインストールされている場合は、Windows Media Player コントロールを使用してビデオを再生できます。Windows Media Player コントロールを使用すると、PowerPoint だけでは処理できないビデオも再生できる場合があります。

詳細については、「通常の挿入方法と Windows Media Player コントロールを使った挿入方法の違い」を参照してください。

次の手順で、Windows Media Player コントロールを使用してビデオを再生します。

  1. [挿入] メニューの [オブジェクト] をクリックします。

    [オブジェクトの挿入] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. オブジェクトの種類から [Windows Media Player] をクリックして選択し、[OK] をクリックします。

    [オブジェクトの挿入] ダイアログ ボックス

  3. スライドの [Windows Media Player] コントロールを右クリックし、ショートカット メニューから、[プロパティ] をクリックします。

    [プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [FileName] ボックス、または [URL] ボックスに、再生するファイルのパスと名前を入力し、Enter キーを押します。

    たとえば次のように入力すると、C ドライブの myvideo フォルダ内にある mymovie.avi というビデオ ファイルが再生されます。

    c:\myvideo\mymovie.avi

    [プロパティ] ダイアログ ボックス

  5. スライドを表示すると、ビデオが自動的に再生されます。

    [プロパティ] ダイアログ ボックスでは、ループの回数や再生時のウィンドウ サイズなど、その他のプロパティを変更することもできます。

 メモ   ビデオの再生には、コンピュータの処理能力の多くを必要とします。ビデオがスムーズに再生されないときは、ビデオの表示サイズを小さく調整すると、改善される場合があります。また、スライド内に多くの図形が挿入されていると、ビデオの再生が遅くなることもあります。何度かスライド ショーを実行して、確認しましょう。


 

表示通常の挿入方法と Windows Media Player コントロールを使った挿入方法の違い

ビデオを挿入する方法について 2 種類の方法を紹介してきましたが、どのように使い分ければよいのでしょうか?

  • 「通常の挿入方法」は、PowerPoint でビデオを再生するための一般的な方法です。PowerPoint がサポートしていない CODEC を必要とするビデオの再生はできません。「通常の挿入方法」で作成したスライドは、PowerPoint か PowerPoint Viewer 2003 がインストールされた他のコンピュータでも実行できます。
  • 「Windows Media Player コントロールを使った挿入方法」は、プレイ リストなど Windows Media Player の機能の一部が PowerPoint で使用できます。多彩な形式のビデオ ファイルが利用できるほか、Windows Media Player 機能からビデオをコントロールすることができます。複数のビデオをまとめて再生したいときは特に便利です。この方法で作成したスライドを実行するには、コンピュータに PowerPoint だけでなく、Windows Media Player や必要な CODEC がインストールされている必要があります。また PowerPoint Viewer 2003 は Windows Media Player コントロールをサポートしていないため、この方法で作成したスライドは実行できません。

    会社や出張先のコンピュータなど、自分以外のコンピュータでスライドを実行する場合は、操作や設定が簡単な「通常の挿入方法」をお勧めします。自分のコンピュータのみで実行する場合は、「Windows Media Player コントロールを使った挿入方法」をお勧めします。

メモ  

  • PowerPoint で、現在利用可能なビデオ ファイルには、CODEC などの圧縮方法が使用されています。詳細については、「CODEC とは何か」を参照してください。
  • Windows Media Player は、CODEC を標準でサポートしています。それ以外の CODEC が必要な場合も、手軽に CODEC を追加できます。

 

● FAQ 編

表示自宅のコンピュータでスライドにビデオを挿入し、スライド ショーでも再生できることを確認しました。ところが PPT ファイルを会社のコンピュータで再生したら、ビデオが表示されませんでした。

  • ビデオ ファイルは、実際には PPT ファイルの中には埋め込まれず、再生時に呼び出されるしくみになっています。つまり、ビデオを挿入した後で PPT ファイルだけを別のコンピュータに移動すると、PowerPoint はビデオ ファイルを指定された場所から呼び出せなくなります。これを防ぐためには、挿入したビデオ ファイルと PPT ファイルは、常に同じフォルダに保存するようにしてください。リンク オブジェクトと埋め込みオブジェクトの主な違いは、データの保管場所と、リンク先ファイルに配置した後のデータの更新方法にあります。
  • プレゼンテーション パック機能 を使用すると、PPT ファイルを空の書き込み可能な CD にコピーできます (PowerPoint 2003 のみ)。また、ローカル コンピュータやネットワーク コンピュータのフォルダに PPT ファイルをコピーすることもできます。一箇所にまとめることができ、ファイルの管理が格段に楽になります。是非お試しください。
  • Windows Media Player コントロールを使用している場合は、Windows Media Player とビデオの再生に必要な CODEC を、会社のコンピュータにもインストールしてください。

 メモ   PowerPoint で、現在利用可能なビデオ ファイルには、CODEC などの圧縮方法が使用されています。詳細については、「CODEC とは何か」を参照してください。


 

表示挿入したビデオ ファイルを再生しようとすると、"指定されたオーディオ圧縮 CODEC がインストールされていません"、"圧縮解除プログラムが見つからないため、ビデオを利用できません" というエラーが表示されてしまいます。どうしたら再生できますか? CODEC とは何でしょうか?

CODEC とは、デジタル音声またはオーディオを記録するのに使用されるアルゴリズム (手法) で、ビデオ ファイルには CODEC を使って圧縮されたものがあります。このビデオを再生するには、お使いのコンピュータに圧縮を解除するための CODEC がインストールされている必要があります。CODEC がインストールされていないと、このようなメッセージが表示されます。

AVI や MPG など、拡張子が同じファイルでも別の CODEC が必要になることもあり、実際にはビデオ ファイルを作成した機種ごとに、別の CODEC が必要になることも珍しくありません。この問題を解決するには必要な CODEC をインストールしなければなりませんが、CODEC は形式が多数あり、さまざまな配布元で提供されているため、すべての方法をここでご紹介することはできません。以下の方法を試してみてください。

  • ビデオ ファイルを作成した DV カメラやデジタル カメラの説明書を確認するか、製造者に問い合わせてみてください。専用の CODEC について、入手方法を案内していることがあります。ビデオ ファイルを作成してくれた人にも確認してみましょう。
  • Windows Media Player コントロールを使用している場合、最新のバージョンの Windows Media Player でビデオを再生してみてください。Windows Media Player が必要な CODEC を自動ダウンロードし、再生できるようになることがあります。

 

表示2 つのビデオを 1 つのスライドに挿入して、同時に再生できますか?

複数のビデオの同時再生は、PowerPoint 2002 以降の PowerPoint でサポートされています。


 

表示ビデオ ファイルを挿入したのですが、スライドを再生しても、ビデオがスライド ショーの中で再生されません。スライドにはビデオ アイコンがあり、このアイコンをダブル クリックするとスライドの外でビデオの再生が始まります。スライドの中で再生する方法はありますか?

ビデオ ファイルを、オブジェクトとして挿入している可能性があります。オブジェクトとして挿入していると、以下のようなアイコンが表示されます。アイコンを削除し、「通常の挿入方法」または「Windows Media Player コントロールを使った挿入方法」で、ビデオを挿入してください。

Sample File.WMV


 

表示ビデオを挿入し、再生できましたが、動きがぎこちなく非常に見づらい状態です。ビデオの表示サイズを小さくしてみましたが、改善されません。ビデオをスムーズに再生するにはどんなことに気をつければよいでしょうか。

ビデオ再生には、コンピュータの処理能力の多くを必要とします。いくつかの解決方法がありますが、効果があるものとしては以下の方法があげられます。

  • スライドの実行中は、PowerPoint 以外のプログラムを閉じ、Windows Messenger など、ウィンドウが隠れているプログラムもなるべく閉じる
  • ビデオを挿入しているスライドの、図形やアニメーションの数を減らす
  • ビデオと同時に動作するようなアニメーション効果は設定しない
  • Windows のディスク デフラグ ツールを使って、ディスクの最適化を行う
  • コンピュータのメモリをアップグレードする
  • Windows のディスプレイ ドライバを更新する

メモ   ディスプレイ ドライバの詳細については、以下の技術情報を参照してください。


 

表示"ビデオ ファイルは挿入できません。詳細については [ヘルプ] をクリックしてください。" というエラー メッセージが表示されました。PowerPoint で再生できるビデオとできないビデオは、何が違うのでしょうか? また再生できないビデオの判別方法と、この場合の解決方法を教えてください

"ビデオ ファイルは挿入できません。詳細については [ヘルプ] をクリックしてください。" メッセージ

「通常の挿入方法」でビデオを挿入すると、PowerPoint は Media Player というモジュールを使用して、ビデオを再生します。Media Player と互換性のない CODEC を使用したビデオは、再生できません。

ビデオ ファイルが PowerPoint と互換性があるかどうかは、次の手順で確認できます。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。

    スタート メニュー

    [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. 次の操作を行います。
    • Windows Me および Windows 98 の場合

      「mplayer.exe」 (「」は除く) と入力し、[OK] をクリックします。

      [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックス

    • Windows XP および Windows 2000 の場合

      「mplay32.exe」 (「」は除く) と入力し、[OK] をクリックします。

      [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックス

    Media Player が起動します。

  3. [ファイル] メニューの [開く] をクリックします。

    Media Player

    [開く] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. 検証したいビデオ ファイルをクリックして選択し、[開く] をクリックします。

    ここでは例として、sample.mov ファイルを選択します。

    [開く] ダイアログ ボックス

  5. 結果を確認します。確認すべきことは以下のとおりです。

メモ  

  • Media Player は、名前が似ていますが Windows Media Player とは異なります。
  • PowerPoint で、現在利用可能なビデオ ファイルには、CODEC などの圧縮方法が使用されています。詳細については、「CODEC とは何か」を参照してください。

 

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