Microsoft Office Outlook 2007 の迷惑メール フィルタは、明らかに迷惑メールと判断できるメールを検出し、[迷惑メール] フォルダに振り分けるように設計されています。ここでは、迷惑メール フィルタの概要と、必要に応じて迷惑メール フィルタの設定を調整する方法について説明します。
この記事の内容
迷惑メール フィルタのしくみ
迷惑メール フィルタは、メッセージの送信時刻やメッセージの内容など、複数の要素に基づいて受信メッセージを評価します。このフィルタは特定の送信者やメッセージの種類を選別するのではなく、内容と構造に基づいて各メッセージを分析し、そのメッセージがスパム メールである可能性があるかどうかを判断します。迷惑メール フィルタは、既定で有効となっており、保護レベルは [低] に設定されています。これは、明らかにスパム メールであると判断できるメッセージを検出する保護レベルです。保護のレベルを変更することによって、フィルタの条件を厳しくすることができます。また、迷惑メール フィルタを定期的に更新して、受信トレイにスパム メールを送りつける最新の手口に対処することができます。
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[迷惑メール] フォルダ
迷惑メール フィルタで検出されたメッセージは、特別な [迷惑メール] フォルダに移動されます。定期的に、[迷惑メール] フォルダ内のメッセージを点検し、見る必要がある正当なメッセージが移動されていないことを確認することをお勧めします。正当なメッセージが移動されている場合は、迷惑メールではないとマークすることによって、受信トレイに戻すことができます。任意のフォルダにドラッグすることもできます。
![[迷惑メール] フォルダ](/global/images/default.aspx?AssetID=ZA100363171041)
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迷惑メール フィルタの一覧
迷惑メール フィルタによって受信メールは自動的にフィルタ処理されますが、迷惑メール フィルタの一覧を使用することによってスパムであると見なすメッセージとそれ以外のメッセージを制御できます。これらの一覧によって、特定の電子メール アドレスやドメインからのメッセージを許可またはブロックすることができます。
迷惑メール フィルタの一覧には、5 つの種類があります。
差出人セーフ リスト

電子メール メッセージが誤って迷惑メール メッセージとして処理された場合は、そのメッセージの送信者を差出人セーフ リストに追加できます。差出人セーフ リストにある電子メール アドレスおよびドメイン名は、メッセージの内容に関係なく、迷惑メールとして処理されることはありません。
- [連絡先からの電子メールも信頼する] チェック ボックスをオンにしている場合 (既定の設定)、[連絡先] にあるすべての電子メール アドレスも差出人セーフ リストに追加されます。この設定によって、[連絡先] フォルダにある送信者からのメッセージも迷惑メール メッセージとして処理されることはありません。
- [電子メールの送信先を自動的に [差出人セーフ リスト] に追加する] チェック ボックスをオンにしている場合、[連絡先] に登録されていなくても、電子メールをやり取りしている相手の電子メール アドレスは差出人セーフ リストに追加されます。このチェック ボックスは既定ではオフになっています。
- 受信者の電子メール アドレスは、既定では、Outlook で手動でメッセージを作成して送信する場合にのみ保存され、メッセージがプログラムで自動的に生成された場合は保存されません。
- このチェック ボックスをオンにしても、個人用配布リストを追加することはできません。
- このチェック ボックスがオンになっているときに、スパム送信者の電子メール メッセージに (たとえば、スパム送信者のメーリング リストからの登録解除を要請するために) 誤って返信してしまった場合、スパム送信者の電子メール メッセージが差出人セーフ リストに追加されます。その後、スパム送信者からのメッセージが受信トレイに入っていることに気付いた場合は、そのスパム送信者の電子メール アドレスを受信拒否リストに追加し、対応するエントリを差出人セーフ リストから削除する必要があります。同じアドレスが、受信拒否リストと差出人セーフ リストの両方に登録されている場合は、差出人セーフ リストが優先され、そのアドレスは安全ではないと見なされません。
- Microsoft Exchange の電子メール アカウントを使用している場合、グローバル アドレス一覧 (グローバル アドレス一覧 : 組織内のすべてのユーザー、グループ、および配布リストが登録されているアドレス帳です。このアドレス帳は、システム管理者が作成および管理します。グローバル アドレス一覧には、パブリック フォルダの電子メール アドレスが保存されていることもあります。)にあるすべての名前および電子メール アドレスは、自動的に安全と見なされます。
- また、差出人セーフ リストに登録されているユーザーからのメッセージだけを受信するように Outlook を設定することもできます。この設定によって、[受信トレイ] に配信されるメッセージを全面的に制御できます。
宛先セーフ リスト

メーリング リストや配布リストに登録している場合は、リストの送信者を宛先セーフ リストに追加すると、これらの電子メール アドレスまたはドメイン名宛てのメッセージは、メッセージの内容に関係なく、迷惑メールとして処理されることはありません。
受信拒否リスト

送信者の電子メール アドレスまたはドメイン名を受信拒否リストに追加すると、特定の送信者からのメッセージを簡単にブロックできます。このリストに名前または電子メール アドレスを追加すると、その送信者からのすべての受信メッセージは [迷惑メール] フォルダに移動されます。受信拒否リストにある送信者またはドメイン名からのメッセージは、メッセージの内容に関係なく、常に迷惑メールとして処理されます。
安全な、またはブロックされた名前とアドレスの既存の一覧がある場合は、Outlook にインポートできます。
インターナショナル - ブロックするトップレベル ドメイン リスト

他の国や地域から送信される不要な電子メール メッセージをブロックするには、ブロックするトップレベル ドメイン リストに国/地域コードを追加します。
このリストを使用すると、指定したトップレベル ドメインで終わる電子メール アドレスをブロックできます。たとえば、一覧内の [CA [カナダ]]、[US [米国]]、および [MX [メキシコ]] の各チェック ボックスをオンにすると、末尾に .ca、.us、および .mx が付く電子メール アドレスからのメッセージがブロックされます。これ以外の国/地域コードも一覧から選択できます。
インターナショナル - ブロックするブロックするエンコード リスト

他の言語で記述された不要な電子メール メッセージをブロックするには、ブロックするエンコード リストにエンコードを追加します。
このリストを使用すると、指定した言語エンコード (エンコード : HTML 形式やテキスト形式の電子メール メッセージで文字を表現する方法。US-ASCII、Unicode (UTF-8)、西ヨーロッパ言語 (ISO) などがあります。Outlook で電子メール メッセージを送信すると、最適なエンコードが自動的に選択されます。) ("文字セット" とも呼ばれる) を使用するすべての電子メール アドレスをブロックできます。最近の迷惑メールの大半は、US-ASCII エンコードを使用して送信されます。残りはさまざまな言語エンコードを使用して送信されます。ブロックするエンコード リストを使用すると、理解できない言語で記述された海外からの不要な電子メールを除外することができます。
メモ
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迷惑メール フィルタでサポートされる電子メール アカウントの種類
迷惑メール フィルタは、次の種類の電子メール アカウントで使用できます。
同じ Outlook の電子メール プロファイル (Outlook の電子メール プロファイル : プロファイルは、電子メール アカウントと設定によって電子メールの保存場所を記憶するために Outlook によって使用されます。)内の電子メール アカウントはすべて、同じ迷惑メール フィルタの設定および一覧を共有します。Exchange の電子メール アカウントと Windows Live メールのアカウントがある場合は、それぞれの電子メール アカウントに [迷惑メール] フォルダがあります。ただし、Exchange の電子メール アカウントと POP3 アカウントがある場合は、両方のアカウントの迷惑メールは Exchange アカウントの [迷惑メール] フォルダに保存されます。
プロファイルを変更する場合、迷惑メールの一覧のコピーをエクスポートしてからプロファイルを変更し、Outlook に情報をインポートする必要があります。これによって、迷惑メール フィルタの一覧を再作成しなくても済みます。
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迷惑メール フィルタとさまざまなバージョンの Microsoft Exchange
Microsoft Exchange 2003
- Exchange キャッシュ モードを使用している場合、または個人用フォルダ ファイル (.pst) にダウンロードする場合 迷惑メール フィルタの一覧は、サーバー上に格納され、任意のコンピュータから利用できます。このフィルタの一覧は、サーバーがメッセージを評価するためにも使用されます。したがって、受信拒否リストに登録されている送信者からのメッセージはサーバー上の [迷惑メール] フォルダに移動され、Outlook では評価されません。
- オンラインで作業している場合 迷惑メール フィルタの一覧は、サーバー上に格納されます。この一覧は任意のコンピュータから利用できますが、Outlook Web Access で迷惑メール機能を有効にしている場合だけです。このフィルタの一覧は、サーバーがメッセージを評価するためにも使用されます。したがって、受信拒否リストに登録されている送信者からのメッセージはサーバー上の [迷惑メール] フォルダに移動され、Outlook では評価されません。
Microsoft Exchange 2000 以前のバージョン
- Exchange キャッシュ モードを使用している場合、または個人用フォルダ ファイル (.pst) にダウンロードする場合 サーバー上に格納され、任意のコンピュータから利用できる迷惑メール フィルタの一覧を作成および使用できます。ただし、Exchange キャッシュ モードを使用し、かつ既定の配信場所として個人用フォルダ ファイル (.pst) にダウンロードするオプションを指定している場合、迷惑メール フィルタの一覧は、名前やアドレスの追加に使用したコンピュータでのみ利用できることに注意してください。
- オンラインで作業している場合 迷惑メール フィルタは利用できません。
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フィッシング詐欺メッセージをフィルタ処理する
迷惑メール フィルタは、受信メッセージを自動的に評価し、疑わしいメッセージ、詐欺の可能性があるメッセージ、またはフィッシング攻撃の一部であるメッセージも検出します。詳細については、「フィッシング詐欺メールのリンクと機能を有効または無効にする」を参照してください。
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