最近では、だれもが電子メールを利用しています。アカウントを設定してメッセージの送受信を開始するのは簡単ですが、専門的な用語が十分に理解されているとは言えません。こうした用語がもっとよく理解できれば、電子メールをもっと効率よく使いこなせるでしょう。
| 対象アプリケーション |
| Microsoft Office Outlook® 2003 |
| Microsoft Outlook® 2002 |
「コンピュータ用語の謎を解き生活に役立てる」というタイトルのコラムは、もうお読みになりましたか? このコラムでは、基本的な電子メール用語について調べていきます。
明確に定義したい電子メール用語
- 電子メール クライアント
- 電子メールの送信、受信、および処理を可能にするコンピュータ上のソフトウェア プログラムです。電子メール クライアントの例としては、Microsoft Outlook®、Microsoft Outlook® Express、Eudora などがあります。
- 電子メール サーバー
- 電子メール クライアントの送信ボタンを押すと、メッセージが直接受信者のメールボックスに届くわけではありません。電子メール サーバーと呼ばれる、いくつかの処理装置を通過しなければなりません。電子メール サーバーを郵便局と考えるとわかりやすいでしょう。手紙を郵便ポストに投函すると、最寄の郵便局に集められますね。次に受取人の近くの郵便局に送られ、そこから各家庭に配達されるわけです。電子メールを送信するときに送信ボタンを押すと、メールはインターネット サービス プロバイダ (ISP) のメール サーバーに送られます。次に、受信者の ISP サーバーに送られ、さらに各受信者の受信トレイに送信されます。手紙だと配達に 1 日以上かかりますが、電子メールでは接続速度などに応じて数秒から数分しかかかりません。
- 迷惑メール (Spam)
- 迷惑メール (Spam) とは、要求してもいないのに商業目的で送られてくるメールのことです。迷惑メールから完全に逃れることはできません。迷惑メールに対する法的な規制ができるのを待ちたいと思います。
- MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) と S/MIME (MIME に Secure を追加)
- MIME は単純なテキスト指向のインターネット メール システムを拡張するものです。あらゆる種類の電子メール クライアント、プロトコル、テキスト エディタを使用する人たちが、メッセージをインターネット経由で送信できるように、メッセージの書式を規定します。S/MIME は暗号化された (シークレット コード暗号化) メッセージをサポートしており、Outlook が Microsoft Exchange Server と一緒に使用されるときの仕様です。
- フレーム メール
- 気短な、素っ気ない、または無礼なメール メッセージのことです。受け取った人が真っ赤に怒ることから、flame (炎とか、かっとなるという意味) と呼ばれているようです。フレーム メールは電子掲示板、オンライン ディスカッションなどでよく目にします。困ったことに、受け取った人がまたフレーム メールを差出人宛てに返信するので、どんどんと大事になってしまいます。
- ドメイン名
- 電子メール アドレスの @ 記号より後の部分を指します。たとえば someone@microsoft.com という電子メール アドレスでは、ドメイン名は microsoft.com です。あなたのドメイン名は hotmail.com、または (会社名).co.jp や (プロバイダ名).ne.jp のいずれかでしょうか? ドメイン名は 1 つまたは複数のインターネット プロトコル (IP) アドレスを識別し、それらにはネットワーク内のコンピュータを識別する番号が割り当てられます。ドメイン名では、各ドメインが属している最上位ドメインが .gov (government)、.org (nonprofit organization)、.co (corporation) などで示されます。.tv というのもあります。
プロトコル : インターネットの重要な約束ごと
異なる種類の電子メール サーバー間でメールをやり取りする場合、データを送受信する際の手順を決めておく必要があります。この手順のことをプロトコルと呼びます。プロトコルにはいくつか種類があります。Outlook または Outlook Express を設定する際に、オプションの選択で次のプロトコルを目にするでしょう。
- IMAP (Internet Message Access Protocol)
- IMAP はサーバーにアクセスするためのプロトコルで、必要に応じてメールをサーバーに保存しておくこともできます。IMAP を使用すると次のような利点があります。
- POP3 (Post Office Protocol 3)
- POP3 を使用している場合、メールは最初サーバーに格納されますが、クライアントがメールを受信すると、サーバーに格納されていたメールはなくなります。1980 年代半ばには POP2 が標準でした。現在は、ほとんどのサーバーが POP3 を採用しています。
- HTTP (Hypertext Transfer Protocol)
- HTTP は Web ページを表示するために使用されるプロトコルですが、メールの送受信もできます。実際、Outlook では電子メール プロトコルとして HTTP を使用しています。2 つほど例を挙げましょう。
-
Hotmail Hotmail は Web 対応の電子メールです。インターネット接続とグラフィックスをサポートしている Web ブラウザがあれば、世界中のコンピュータからメールを読んだり受信したりできます。
-
Outlook Web Access Microsoft Exchange Server と Microsoft Outlook® Web Access (OWA) を使用すると、UNIX、Macintosh、または Microsoft Windows® ベースのコンピュータのインターネット ブラウザからサーバー上のデータにアクセスできます。
- MAPI (Messaging Application Programming Interface)
- MAPI は Microsoft Exchange Server メール サーバーと連携して使用する Outlook で使用されます。実際に MAPI は IMAP のアナグラムであることからもわかるとおり、MAPI と IMAP はよく似ていますが、Outlook で使用する場合は IMAP よりも広範な機能を提供します。
- SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
- すべてではありませんが、ほとんどの電子メール システムは、インターネット上でメール クライアントからメール サーバーへメールを送信する場合 SMTP を使用します。そのため、電子メール アカウントを設定するときは、受信サーバー (POP3、IMAP など) と送信サーバー (SMTP) の両方を指定する必要があります。
このコラムについて
このコラムで紹介したアイディアは、皆様から寄せられた斬新なご提案やご要望が基になっています。新しいアイディアやご要望がございましたら、フィードバックとご提案からお寄せください。メールや電話での直接での回答はできませんが、今後のコラムの執筆に役立たせていただきます。
Office コラム アラカルトに戻る
Office のコラムをすべて表示する