フィッシング詐欺メールのリンクと機能を有効または無効にする

フィッシング詐欺は、電子メール メッセージを利用し、ユーザーを誘い込んで銀行の口座番号やアカウントのパスワードなどの個人情報を開示させようとする悪質な行為です。多くの場合、フィッシング詐欺のメッセージでは、個人情報の提示を促す偽の Web サイトへの信頼できないリンクが使用されます。犯罪者はこの情報を利用して ID やお金、またはその両方を盗む可能性があります。フィッシング対策の詳細については、こちらを参照してください。

フィッシング詐欺メールのメッセージと正当な電子メール メッセージとを区別するのは難しいため、Outlook の迷惑メール フィルターが各受信メッセージを検証して、フィッシング詐欺によく見られる特徴を含んでいないかを確認します。そのような特徴としては、信頼できないリンクやフィッシング詐欺メッセージに共通する内容が含まれていたり、またはスプーフィングされた (偽の) 電子メール アドレスから送信されていたりします。Microsoft Outlook 2010 では、他の迷惑メール フィルターがオフの場合でも、不審なメッセージの検出機能が常に有効になっています。

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フィッシング詐欺の疑いがあるメッセージに対する Outlook 2010 の処理

フィッシング詐欺の疑いがあるメッセージが受信された場合は、次のように処理されます。

  • 迷惑メール フィルターがメッセージを迷惑メールだとは見なさず、フィッシング詐欺であると判断した場合、メッセージは受信トレイに残りますが、メッセージ内のリンクはすべて無効になり、[返信] コマンドと [全員に返信] コマンドも使用できなくなります。また、不審なメッセージ内のすべての添付ファイルがブロックされます。
  • 迷惑メール フィルターがメッセージを迷惑メールであり、かつフィッシング詐欺であると判断した場合、メッセージは迷惑メール フォルダーに自動的に送信されます。迷惑メール フォルダーに送信されたすべてのメッセージは、プレーン テキスト形式で保存され、すべてのリンクが無効になります。また、[返信] コマンドと [全員に返信] コマンドも使用できなくなり、メッセージ内のすべての添付ファイルがブロックされます。
  • 迷惑メール フィルターによって、メッセージが迷惑メールであり、かつフィッシング詐欺であると判断されたときに、送信者 (someone@example.com) またはドメイン (@example.com) が差出人セーフ リストに存在する場合、メッセージは受信トレイに残りますが、メッセージ内のリンクおよび添付ファイルは無効になります。

メッセージの情報バー (情報バー: 開いた電子メール メッセージ、予定、連絡先、タスクの上部にある見出しです。メッセージが返信、転送されたか、連絡先がインスタント メッセージをオンラインで使っているかどうかなどが表示されます。)に、メッセージに対して実行された処理が表示されます。

情報バー

迷惑メール メッセージを迷惑メール フォルダーから移動する

疑わしいと判断されるメッセージを受信トレイに戻すことができます。閲覧ウィンドウ (閲覧ウィンドウ: アイテムを開かずにプレビューできる Outlook のウィンドウ。閲覧ウィンドウでアイテムを表示するには、目的のアイテムをクリックします。)または開いているメッセージ内で、情報バーをクリックし、[受信トレイへ移動] をクリックします。

情報バー メニュー

  • 元のメッセージ形式は復元されますが、メッセージに含まれるリンクは無効のままです。また、[返信] と [全員に返信] の機能も無効のままで、メッセージ内の添付ファイルもブロックされたままです。
  • 迷惑メール フィルターによって、メッセージが迷惑メールであり、かつフィッシング詐欺であると判断されたが、それに同意しないという場合は、[迷惑メール] フォルダーを開き、メッセージを右クリックして、[差出人を [差出人セーフ リスト] に追加] をクリックします。メッセージが受信トレイに移動します。無効になったリンクはそのままですが、元のメッセージ形式に復元されます。

 重要   送信者またはドメインを差出人セーフ リストに追加すると、その送信者またはドメインからのメッセージはそれ以降も必ずフィルターで検証されますが、迷惑メール フォルダーには移されません。銀行、クレジット カード会社、または電子商取引である送信者やドメインを差出人セーフ リストに追加することは、これらの送信者のアドレスがフィッシャーによって利用されるケースが最も多いので望ましくありません。

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無効にされたリンクを有効にする

メッセージ内のリンクを有効にするには、次の操作を行います。

  1. 閲覧ウィンドウまたは開いているメッセージ内で、メッセージの上部にある情報バーのテキストをクリックします。
  2. [リンクとその他の機能を有効にする (推奨しません)] をクリックします。

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リンクを自動的に無効にする機能をオフにする

  1. [ホーム] タブの [削除] で [迷惑メール] をクリックし、[迷惑メールのオプション] をクリックします。
  2. [オプション] タブの [フィッシング詐欺メッセージ内のリンクや、その他の機能を無効にする (推奨)] チェック ボックスをオフにします。

 メモ   後でこの機能をオンにすると、以前に迷惑メール フィルターで疑わしいと評価されたメッセージ内のリンクは無効になります。

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スプーフィングされた電子メール アドレスである可能性についての警告をオフにする

  1. [ホーム] タブの [削除] で [迷惑メール] をクリックし、[迷惑メールのオプション] をクリックします。
  2. [オプション] タブの [電子メール アドレスに不審なドメイン名が含まれる場合に警告を表示する (推奨)] チェック ボックスをオフにします。

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適用対象:
Outlook 2010