壊れた Outlook データ ファイルをスキャンおよび修復する

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受信トレイ修復ツール

個人用フォルダ ファイル (.pst) やオフライン フォルダ ファイル (.ost) を開くことができない場合や、.pst データ ファイルまたは .ost データ ファイルが破損している疑いがある場合は、受信トレイ修復ツール (Scanpst.exe) を使ってファイル内のエラーの診断と修復を実行できます。受信トレイ修復ツールは .pst ファイルまたは .ost ファイルだけをスキャンし、Microsoft Exchange が実行されているサーバー上のメールボックスはスキャンしません。このツールは、ファイル構造が完全な状態かどうかを調べます。ファイル構造が完全な状態ではない場合、このツールはファイル構造を元に戻し、ヘッダーを作成し直します。

受信トレイ修復ツールは、Microsoft Outlook 97-2002 個人用フォルダ ファイル (.pst) と、Microsoft Office Outlook 2003 および Microsoft Office Outlook 2007 の Office Outlook 個人用フォルダ ファイル (.pst) のどちらのデータ ファイルにも使用できます。

Scanpst.exe は、Outlook をインストールするときにインストールされます。次の場所にインストールされています。

<ドライブ>:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE12

Scanpst.exe を使用してエラーを修復する

  1. Outlook が実行中の場合は、Outlook を終了します。
  2. <ドライブ>:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE12 にある "Scanpst.exe" をダブルクリックします。
  3. [スキャンするファイル名] ボックスに、確認する .pst ファイルまたは .ost ファイルの名前を入力するか、[参照] をクリックしてファイルを検索します。
  4. スキャン ログ オプションを指定するには、[オプション] をクリックし、必要なオプションをクリックします。
  5. [開始] をクリックします。
  6. スキャンが完了し、エラーが検出された場合は、修復を開始してエラーを修正するよう求められます。

修復中にバックアップ ファイルが作成されます。このバックアップ ファイルの既定の名前や保存場所を変更するには、[バックアップ ファイル名] ボックスに新しい名前を入力するか、[参照] をクリックして使用するファイルを検索します。

  1. [修復] をクリックします。
  2. 修復を試みた .pst ファイルが含まれるプロファイルを使って、Outlook を起動します。
  3. [移動] メニューの [フォルダ一覧] をクリックします。

[フォルダ一覧] には、既定の Outlook フォルダを含む [回復した個人用フォルダ] フォルダ、または [保存先不明] フォルダが表示されます。[回復した個人用フォルダ] のフォルダは再構築された .pst ファイルであるため、通常は空です。[保存先不明] フォルダには、受信トレイ修復ツールによって修復されたフォルダとアイテムが含まれます。[保存先不明] フォルダにないアイテムは修復できません。

  1. [回復した個人用フォルダ] にフォルダが表示されている場合は、新しい .pst ファイルを作成し、[保存先不明] フォルダのアイテムを新しい .pst ファイルにドラッグします。すべてのアイテムを移動したら、[保存先不明] フォルダを含めて [回復した個人用フォルダ] (.pst) ファイルをプロファイルから削除できます。

 メモ 

  • 元の .pst ファイルを開くことができる場合は、壊れた .pst ファイルからさらにアイテムを回復できる場合があります。既定では、受信トレイ修復ツールは、<ファイル名>.bak という名前のファイル (拡張子だけが異なる元の .pst ファイルのコピー) を作成します。この .bak ファイルは、元の .pst ファイルと同じフォルダに作成されます。受信トレイ修復ツールで回復できなかったアイテムは、.bak ファイルから回復できる場合があります。.bak ファイルのコピーを作成し、bak.pst のように拡張子が .pst である新しい名前を付けます。bak.pst ファイルをインポートし、回復されたアイテムを作成済みの新しい .pst ファイルに移動します。
  • ログ ファイルのコピーが、.pst ファイルと同じ場所に書き込まれます。

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OST 整合性チェック ツール

Microsoft Office Outlook のオフライン フォルダ ファイル (.ost) と Exchange が実行されているサーバーのメールボックスとの同期中に、エラー メッセージが表示されることがあります。また、両者を同期した後、.ost ファイルまたはメールボックスのアイテムが欠落していることがあります。この問題が発生した場合は、OST 整合性チェック ツール (Scanost.exe) を使って .ost ファイルをチェックしてください。

OST 整合性チェック ツールは、.ost ファイルのみを対象として、同期に関する問題の診断と修復を実行します。このツールは、.ost ファイルと Exchange が実行されているサーバー上のメールボックスをスキャンして、それぞれのアイテムとフォルダを比較し、両者の同期上の差異を調整します。OST 整合性チェック ツールによって、Exchange が実行されているサーバー上のメールボックスは変更されません。検出された差異はスキャン ログに記録されるので、検出されて解決された不一致を参照できます。また、このスキャン ログには、ツールで修正できなかったため手動の修正を必要とする状況がすべて出力されます。スキャン ログは、[削除済みアイテム] フォルダにあります。

OST 整合性チェック ツールを使用するには、ツールがメールボックスのフォルダとアイテムをスキャンできるように、Exchange アカウントに接続している必要があります。Outlook が自動的にオフラインで起動するように設定している場合、OST 整合性チェック ツールは Exchange が実行されているサーバーのメールボックスにアクセスできません。このため、ツールを実行する前に、一時的に Outlook の起動時の設定を変更する必要があります。

.ost ファイルを開くときに問題が発生した場合は、受信トレイ修復ツール (Scanpst.exe) を使って .ost ファイル内のエラーの診断と修復を実行できます。受信トレイ修復ツール (Scanpst.exe) は、.ost ファイルにも個人用フォルダ ファイル (.pst) にも使用できます。このツールは .ost ファイルまたは .pst ファイルをスキャンして、ファイルの構造が完全な状態かどうかを確認します。Exchange が実行されているサーバー上の受信トレイには一切アクセスしません。

.ost ファイルの整合性チェック ツール (Scanost.exe) は、Outlook をインストールするときにインストールされます。次の場所にインストールされています。

<ドライブ>:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE12

Scanost.exe を使用してエラーを修復する

  1. Outlook が実行中の場合は、Outlook を終了します。
  2. <ドライブ>:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE12 にある "Scanost.exe" をダブルクリックします。
  3. プロファイルの選択を要求するように設定した場合は、そのメッセージが表示されます。[プロファイル名] ボックスの一覧で、確認する .ost ファイルを含むプロファイルをクリックします。

[接続] または [オフライン作業] の選択を要求するメッセージが表示された場合は、[接続] をクリックします。

  1. 必要なオプションを選択します。

スキャン中に検出された整合性の矛盾を自動的に解決するには、[エラーを修復] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスがオフになっている場合、問題はログに記録されますが、必要な修正は行われません。

  1. [スキャン開始] をクリックします。

 メモ   スキャン ログを表示するには、Outlook を起動して、[削除済みアイテム] フォルダを開きます。[削除済みアイテム] フォルダはスキャンされません。問題が検出された場合は、"OST 整合性チェック" という件名のメッセージで通知されます。

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適用対象:
Outlook 2007