RSS の概要

RSS (Really Simple Syndication) は、コンテンツ発行者がニュース、ブログなどの情報を購読者に提供する方法です。RSS コンテンツは、Microsoft Office Outlook 2007 で表示することができます。

この記事の内容


RSS とは

RSS は、コンテンツ発行者が情報を標準化された形式で配布するための便利な方法です。標準化された XML ファイル形式を使用すると、一度の発行で Outlook など多くの異なるプログラムで情報を表示することができます。一般的な RSS コンテンツの例としては、頻繁に更新されるニュース ヘッドラインなどの情報源があります。

RSS の利点は、複数の Web ソースからのすべてのコンテンツを 1 つの場所に集約できることです。興味のあるトピックに関する最新情報を取得するために、さまざまな Web サイトを参照する必要はありません。RSS では、コンテンツの概要が示されるので、リンクをクリックして、参照する記事を選択できます。

RSS のサンプル メッセージ

通常、RSS コンテンツはテキスト ベースで、さまざまなソースによって発行されますが、報道機関や個人のウェブログ (ブログ) から発行される事が最も多いでしょう。ブログは Web 上の日記と似ています。RSS が一般的になるにつれて、マルチメディア ベースのコンテンツなど、新しい種類のコンテンツが登場しています。このような種類のコンテンツを共有することを、ブログキャストまたはポッドキャストとも呼びます。たとえば、一部の報道機関では、個別のニュースの音声データを提供しています。

RSS コンテンツの配信メカニズムは RSS フィードとも呼ばれます。RSS フィードの数は非常に多く、それらは元のソースへのリンクを含むヘッドラインやコンテンツの短い概要で構成されています。RSS フィードには、完全なコンテンツを含めることも、ほとんどすべての種類の添付ファイルを含めることもできます。RSS フィードは、Web フィード、XML フィード、RSS チャンネル、シンジケート コンテンツとも呼ばれます。

ほとんどのユーザーは、RSS フィードを読むためになんらかのクライアント ソフトウェア プログラムを利用します。このようなプログラムは RSS 集約ソフトまたは RSS リーダーとも呼ばれます。Outlook には、RSS 集約ソフトの機能が備わっています。


RSS の概要

コールアウト 1  Outlook に RSS フィードを追加すると、RSS フィード用のフォルダがナビゲーション ウィンドウに表示されます。このフォルダを開くと、RSS フィードからダウンロードされた最新のアイテムが表示されます。これらのアイテムには、クリックすると完全な記事を参照することができるリンクが設定されたヘッドラインのみが含まれることもあります。
コールアウト 2  Outlook では、RSS 発行者のサーバーに新しいアイテムや更新されたアイテムがないか、定期的に確認します。
コールアウト 3  新しいアイテムや更新されたアイテムは Outlook にダウンロードされ、RSS フィードに関連付けられたフォルダに表示されます。このような RSS アイテムは、電子メール メッセージと同じように開き、表示して削除できます。さらに、アイテムを移動したり、フラグを付けたり、他のユーザーに転送することもできます。

RSS 発行者は、購読者向けにコンテンツをカスタマイズし、発行者の Web サイトへのリンクを提供するための便利な方法としてフィードを使用することができます。ユーザーにとって、RSS フィードは頻繁に参照する Web サイト、ニュース、またはブログを把握するための簡単な方法です。複数の Web サイトを参照する代わりに、それらのサイトからの最新のニュースまたは更新を自動的に得ることができます。RSS フィードは、ヘッドラインを切り抜いたり、Web コンテンツの簡単な概要を書いて時間を節約してくれるアシスタントのようなものです。興味のあるアイテムをすばやく見つけ、詳細な記事を読むアイテムを決定できます。

RSS フィードはオプションであり、購読ベースであるため、配信される新しいコンテンツは興味のあるトピックのみです。どの RSS フィードを購読し、どの RSS フィードをキャンセルするかはユーザーが選択します。

RSS フィードの購読の利点を、電子メールのニュースレターまたはメーリング リストを購読する場合と比較すると、自分の名前、電子メール アドレス、または他の個人情報をだれにも提供しないことが挙げられます。コンテンツの発行者は、電子メール アドレスがわからないため、RSS フィードを通じて行う以外にユーザーに連絡する方法がありません。また、ユーザーに関する情報を他人に渡すことは不可能です。詳細については、後の「プライバシーの要件」を参照してください。

現在、ほとんどの RSS フィードは無料です。ただし、RSS フィードの参照先またはリンク先である一部のコンテンツでは、アクセス料金が必要となることがあります。Outlook で単に RSS フィードを購読するだけで、料金が発生することはありません。有料のコンテンツを要求した場合、最初に料金が提示され、コンテンツ発行者に支払い情報を送信するように求められます。Outlook は、テレビと同じであると考えてください。一部のチャンネルは無料ですが、有料のチャンネルもあります。有料のチャンネルに合わせても、サービス プロバイダに連絡し、支払いの手続きをしない限り、映像が映ったり、料金が発生したりすることはありません。

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RSS フィードを見つける

RSS フィードの Web アドレス (URL) を既に知っている場合、RSS フィードの URL を直接 Outlook に入力することができます。すぐに作業を開始するには、[参照] セクションのトピック「RSS フィードを追加する」を参照してください。

RSS を初めて使用する場合や、複数の RSS フィードを追加する場合は、いくつかの方法で新しい RSS フィードを発見できます。一部の Web サイトでは、ボタン イメージRSS ボタン 、または XML ボタン が表示されています。Microsoft Windows Internet Explorer 7 などの Web ブラウザでこれらのボタンをクリックすると、関連するフィードを購読することができます。

Outlook ユーザーは、個別の RSS フィードを共有できます。RSS 共有の電子メール メッセージを受信したら、RSS フィード リストに自動的にフィードを追加するように選択できます。

既に RSS を使用している友人がいる場合は、その RSS フィード情報の一部またはすべてを .opml ファイルにエクスポートしてもらうことができます。これは、自分の RSS フィード コレクションを作成するための良い方法です。この情報を Outlook にインポートし、必要な RSS フィードを選択することができます。

フィード検索サイトを使用して RSS フィードを見つける方法もあります。たとえば、Syndic8.com (英語)、CompleteRSS (英語)、Search 4 RSS (英語) のように、利用可能な RSS フィードの大規模な一覧を維持しているインターネット サイトがあります。

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RSS フィードを表示する

RSS リーダー、フィード リーダー、フィード集約ソフトなどと呼ばれるプログラムは、定期的に RSS 対象サイトを確認し、更新されたコンテンツを取得することができます。ほとんどのユーザーは、なんらかのクライアント ソフトウェアを利用して RSS フィードを表示しています。このようなプログラムは RSS 集約ソフトと呼ばれます。Outlook には、RSS 集約ソフトの機能が備わっています。ユーザーが受け取る RSS アイテムは、電子メール メッセージと非常に似ています。アイテムはフォルダに移動したり、フラグを付けたり、他のユーザーに転送することもできます。

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コンテンツの更新を取得する

RSS フィードを購読すると、Outlook は新しい投稿がないか定期的に RSS 発行者のサーバーを確認します。この確認の間隔は、2 つの設定 (RSS 発行者の推奨設定、またはユーザーの送受信グループの設定) のいずれかによって指定されます。購読している RSS フィードの設定変更の詳細については、[参照] セクションを参照してください。

RSS 発行者は、新しい投稿を確認する最も短い間隔を指定することができます。この制限を設定するのは、サーバーへの要求を管理するためです。たとえば、RSS フィードのポーリング間隔を 60 分以上に設定している場合があります。一部の発行者は、このような制限を厳密に強制しています。指定された制限よりも頻繁にフィードの更新を確認しようとすると、RSS 発行者は一時的にユーザーからのアクセスを中止するか、購読をキャンセルすることができます。

ユーザーが受け取るコンテンツの量は、RSS 発行者によって異なります。一般的に、ニュース ヘッドライン フィードなどの一部のフィードでは、個人のブログよりも頻繁な投稿があり、その量も多くなります。RSS フィードの購読をやめる場合は、RSS フィードの購読をいつでもキャンセルすることができます。

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サポートされるフィード

RSS は、コンテンツ配信に関するいくつかの類似したインターネット標準が進化したものです。RSS には、RSS 0.91 (Rich Site Summary)、RSS 0.9、1.0、および 1.1 (RDF Site Summary)、RSS 2.0 (Really Simple Syndication) など、いくつかの標準が存在します。コンテンツ配信の XML スキーマとして Atom も使用されています。

Outlook はこれらの種類の標準をすべてサポートしているので、特定の RSS フィードの標準についてユーザーが知る必要はありません。Outlook 2007 は、一般的なすべての RSS 標準をサポートしています。

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プライバシーの要件

プライバシーは、インターネットを使用する場合の大きな懸念事項です。最も避けたい状況は、許可されていないユーザーに個人情報が送信され、さらに多くの迷惑メールが自分の受信トレイに届くことです。

RSS フィードを購読する場合は、名前、電子メール アドレス、またはその他の個人情報を提供しません。また、RSS 発行者はユーザーのコンピュータとの接続を開始することはありません。ユーザーのコンピュータが、コンテンツの更新を確認するために、RSS 発行者のサーバーに接続するだけです。RSS 発行者は、アクセスを提供することで、パブリック IP アドレス (インターネット サービス プロバイダ (ISP) によって割り当てられるアドレス) や、使用している ISP など、ユーザーのコンピュータに関する限定された情報を識別できるだけです。ユーザーの名前や電子メール アドレスはわかりません。RSS フィードにサインアップすることは、コンテンツを見るために Web ページにアクセスするのとほぼ同じです。Outlook で電子メール メッセージに含まれる安全でない添付ファイルや疑わしいリンクをブロックするのと同じ予防策が、RSS アイテムでも講じられます。

RSS フィードで受信するアイテム内のリンクと添付ファイルは、必ずウイルス対策ソフトウェアを使用して検査し、スキャンする必要があります。

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適用対象:
Outlook 2007