メッセージ取り消しのしくみ

対象アプリケーション
Microsoft Office Outlook® 2003

この機能を使用するには、Microsoft Exchange Server の電子メール アカウントを使用する必要があります。 取り消すメールの受信者も、Exchange サーバーの電子メール アカウントを使用している必要があります。たとえば、他のユーザーが使用しているインターネット サービス プロバイダ (ISP) (ISP : 電子メール、チャット ルーム、World Wide Web の使用など、インターネットへの接続サービスを提供する企業。さまざまな地域で接続サービスを提供している多国籍 ISP もあれば、特定の地域に限定してサービスを提供している ISP もあります。) の個人用 POP3 電子メール アカウントに送信したメッセージは取り消すことができません。

だれでも間違いを犯します。電子メールは、同僚とのやり取り、会議のスケジュール作成、およびドキュメントの共有をすばやく行うことができる方法です。しかし、急いでいてファイルを添付し忘れたり、情報を送信する場合に、[送信] をクリックした後に変更が必要なことに気付いたりすることがあります。

シナリオ

今年の売上の確認を同僚に頼むための電子メール メッセージを送信します。メッセージを送信した後で、「添付ファイルは何ですか」、「添付ファイルを受け取っていません」、「添付ファイルを再送信していただけますか」という問い合わせが殺到します。

どうすれば間違いを取り消すことができるでしょう。元のメッセージを取り消してから、忘れていた添付ファイルを添付して再送信します。まだメッセージを開いていないすべての同僚に対しては、電子メールの機能を使用して、元のメッセージを添付ファイルを含むメッセージで置き換えることができます。

次に手順を示します。

  1. ナビゲーション ウィンドウの [メール] で、[送信済みアイテム] をクリックします。
  2. 取り消す、または置き換えるメッセージを開きます。
  3. [アクション] メニューの [メッセージの取り消し] をクリックします。
  4. [未読ならば、削除して別のメッセージに置き換える] をクリックします。

    メモ  メッセージを多数のユーザーに送信する場合は、[受信者ごとに取り消し状況を確認する] チェック ボックスをオフにすることを検討してください。

  5. [OK] をクリックし、新規メッセージを入力してファイルを添付します。
  6. [送信] をクリックします。

別のシナリオでは、その日の午後にパーティがあることをスタッフに案内するメッセージを間違って送信してしまいます。気を利かせたつもりでしたが、サプライズ パーティは来週までありません。この場合は、メッセージを置き換えるのではなく取り消します。

次に手順を示します。

  1. ナビゲーション ウィンドウの [メール] で、[送信済みアイテム] をクリックします。
  2. 取り消す、または置き換えるメッセージを開きます。
  3. [アクション] メニューの [メッセージの取り消し] をクリックします。
  4. [未読ならば、受信トレイから削除する] をクリックします。

    メモ  メッセージを多数のユーザーに送信する場合は、[受信者ごとに取り消し状況を確認する] チェック ボックスをオフにすることを検討してください。

[メッセージの取り消し] ダイアログ ボックス

コールアウト 1 メッセージの削除のみを行うか、メッセージを削除して置き換えるかを選択します。

コールアウト 2 取り消しが成功したことの確認を受け取るには、チェック ボックスをオンにします。

取り消しが成功する条件

取り消しが成功するか失敗するかは、受信者の Outlook の設定によって決まります。さまざまな状況で何が起きるかを説明する 4 つのシナリオと、Microsoft Exchange Server のパブリック フォルダに送信されたメッセージの取り消しについて説明する追加のシナリオを次に示します。

操作 結果
電子メール メッセージを他のユーザーに送信します。元のメッセージを取り消し、新しいメッセージに置き換えます。

受信者のコンピュータの [確認オプション] では、[会議出席依頼を自動処理する] が選択されています。

元のメッセージと取り消しメッセージの両方が受信者の受信トレイに届きます。

元のメッセージが未読であると想定した場合、元のメッセージは削除され、送信者がそのユーザーのメールボックスからメッセージを削除したことが受信者に通知されます。

メモ  取り消しメッセージが処理されたときに元のメッセージが開封済みにされている場合 (このシナリオでは、閲覧ウィンドウでの表示は開封済みと見なされません) は、送信者がメッセージの削除を希望していることが受信者に通知されますが、メッセージは受信者の Outlook フォルダに残ります。

電子メール メッセージを他のユーザーに送信します。元のメッセージを取り消し、新しいメッセージに置き換えます。

受信者のコンピュータの [確認オプション] では、[会議出席依頼を自動処理する] が選択されていません。

元のメッセージと取り消しメッセージの両方が受信者の受信トレイに届きます。

受信者のコンピュータでは、次のいずれかが行われます。

  • 受信者が最初に取り消しメッセージを開いた場合、元のメッセージは削除され、送信者がそのユーザーのメールボックスからメッセージを削除したことが受信者に通知されます。
  • 受信者が最初に元のメッセージを開き、取り消しに失敗した場合は、古いメッセージと新しいメッセージの両方が閲覧可能になります。

メモ  取り消しメッセージが処理されたときに元のメッセージが開封済みにされている場合 (このシナリオでは、閲覧ウィンドウでの表示は開封済みと見なされません) は、送信者がメッセージの削除を希望していることが受信者に通知されますが、メッセージは受信者の Outlook フォルダに残ります。

電子メール メッセージを他のユーザーに送信します。元のメッセージを取り消し、新しいメッセージに置き換えます。

受信者のコンピュータで、ルールまたは受信者のどちらかによって元のメッセージが別のフォルダに移動された場合、取り消しメッセージは受信トレイに残ります (または別のフォルダに移動されます)。

取り消しメッセージと元のメッセージが別個のフォルダに存在する場合、受信者は、取り消し試行が失敗したことを示すメッセージを受け取ります。この状況は、Outlook の構成やメッセージの開封状況に関係なく発生します。

受信者は、元のメッセージと新規メッセージの両方を閲覧できます。

メモ  受信者が元のメッセージを読み、未読としてマークした場合、Outlook ではそのメッセージをまだ読まれていない場合と同じように扱い、正常に取り消します。

電子メール メッセージを他のユーザーに送信します。元のメッセージを取り消し、新しいメッセージに置き換えます。

受信者のコンピュータでは、ルールまたは受信者により、両方のメッセージが同じフォルダに移動されています。この場合は、Outlook がメッセージを自動的に処理するように構成されていないときと同じように動作します。

受信者のコンピュータでは、次のいずれかが行われます。
  • 受信者が最初に取り消しメッセージを開いた場合、元のメッセージは削除され、送信者がそのユーザーのメールボックスからメッセージを削除したことが受信者に通知されます。
  • 受信者が最初に元のメッセージを開き、取り消しに失敗した場合は、古いメッセージと新しいメッセージの両方が閲覧可能になります。

メモ  受信者が元のメッセージを読み、未読としてマークした場合、Outlook ではそのメッセージをまだ読まれていない場合と同じように扱い、正常に取り消します。

電子メール メッセージをパブリック フォルダに送信します。元のメッセージを取り消し、新しいメッセージに置き換えます。 次のいずれかが行われます。
  • 取り消しメッセージを読んだ受信者がパブリック フォルダ内のすべてのアイテムを作成し、それらに対する読み取りアクセス権を持ち、なおかつ元のメッセージを読んでいない場合、取り消しは成功し、新規メッセージだけが残ります。送信者は、取り消しが成功したことを示すメッセージを受信します。
  • 受信者によって元のメッセージが既に開封済みにされている場合は、取り消しが失敗したことが送信者に通知され、取り消しメッセージだけが削除されます。

他のパブリック フォルダの権限を持つユーザーが取り消しメッセージを開いた場合、取り消しは失敗し、ユーザーは取り消しが失敗したことを示すメッセージを受信します。この場合、古いメッセージと新しいメッセージの両方がパブリック フォルダに残ります。

メモ

  • 受信者が元のメッセージを読み、未読としてマークした場合、Outlook ではそのメッセージをまだ読まれていない場合と同じように扱い、正常に取り消します。
  • パブリック フォルダでは、取り消しが成功するか失敗するかは送信者ではなく受信者の権限によって決まります。
 
 
適用対象:
Office 2003, Outlook 2003, Outlook