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InfoPath での XML 技術の利用
 

Microsoft Office InfoPath は、拡張マークアップ言語 (XML) と関連する技術に基づいてフォーム テンプレートを作成するために使用される、Microsoft Office system アプリケーションです。XML は、データを記述、整理、および交換するための業界標準の言語です。InfoPath では、フォーム テンプレートは XML 技術に基づいていて、フォーム データは XML 形式で保存または送信されます。InfoPath では次の XML 技術を使用しています。

これらの技術を管理している W3C (World Wide Web Consortium) (World Wide Web Consortium (W3C) : World Wide Web に関連するすべての領域での研究を監督し、規格の策定を推進する、企業や教育機関のコンソーシアムです。) では、異なるコンピュータやアプリケーションで簡単に生成や処理ができるファイルを作成するための約束事や決まり事、および指針を勧告しています。このような XML 技術のサポートに加えて、InfoPath では特別な処理命令 (処理命令 : XML 文書のプロローグに格納される情報。この情報は、XML パーサーを通じて、XML 文書を使用する任意のアプリケーションに渡されます。)および名前空間 (名前空間 : 名前が同じで出所が異なる要素による名前の競合を避けるために、要素の名前や関係を一意に限定するための機構。)が使用され、また、InfoPath オブジェクト モデル経由で DOM にアクセスするための多数のメソッドも用意されています。

次に示した XML 技術の詳細について必ずしもすべてを理解する必要はありませんが、これらの技術が InfoPath 内でどのように利用されているかを理解する手助けとなるように、次の表を示しておきます。

技術説明
XMLXML は、InfoPath フォームによって作成されるドキュメントの出力形式です。ユーザーによる入力前にフォームのフィールドにサンプル データを表示するためにも使用されます。InfoPath では XML バージョン 1.0 の標準を使用します。
XSLTXSLT は、フォーム テンプレートのデザイン時に生成されるビュー ファイルの形式です。InfoPath では、XML データの表示を目的とする XSL Formatting Objects (XSL-FO) の使用も、任意の .xsl ファイルのインポートもサポートされていません。InfoPath では XSLT バージョン 1.0 の標準を使用します。
XML スキーマXML スキーマは、フォーム内でのデータの入力規則 (データの入力規則 : データの正確性をテストする処理のことで、ユーザーが入力できるデータの型と範囲を指定するためにコントロールに適用できる一連の規則です。)で使用される主要な入力規則であり、フォーム テンプレートによって作成される XML ドキュメントの基本構造を定義しています。また、フォーム テンプレートのデザイン時に InfoPath によって作成されるフォーム定義 (.xsf) ファイル (フォーム定義ファイル : ユーザー インターフェイスのカスタマイズ、XML スキーマ、ビュー、ビジネス ロジック、イベント、配置の設定など、フォームの中で使用する他のファイルやコンポーネントすべてに関する情報が含まれる XML ファイル。拡張子は .xsf です。)の構造も定義しています。InfoPath では、XDR (XML-Data Reduced) または文書型定義 (DTD) の仕様に準拠するスキーマはサポートされていません。InfoPath では XML スキーマ バージョン 1.0 の標準を使用します。
XHTMLXHTML は整形式の HTML であり、主にリッチ テキスト領域を作成するときに使用されます。InfoPath では XHTML バージョン 1.0 の標準を使用します。
XPathXPath 式は、フォーム テンプレートのデータ ソース (データ ソース : InfoPath フォームのデータを定義および格納するフィールドとグループの集まり。フォーム内のコントロールは、データ ソースのフィールドとグループにバインドされます。)内のフィールドおよびグループにコントロールをバインド (バインド : コントロールに入力したデータが保存されるように、データ ソースのフィールドやグループにコントロールを接続すること。コントロールのバインドが解除されると、フィールドやグループには接続されないため、コントロールに入力したデータは保存されません。)するときに使用されます。XPath 式は、データの入力規則と条件付き書式 (条件付き書式 : フォームに入力した値に基づいて、コントロールの外観 (表示または非表示にするかも含む) を変更するプロセスです。)の式にも使用されます。InfoPath では XPath バージョン 1.0 の標準を使用します。
DOMDOM は、フォーム テンプレートによって作成されたソース XML ドキュメントの内容にプログラムからアクセスするために使用されます。また、.xsf ファイルの内容に読み取り専用でアクセスするためにも使用されます。InfoPath では DOM バージョン 1.0 の標準を使用します。
XML 署名XML 署名は、InfoPath フォームにデジタル署名を付けるために使用されます。有効になっている場合、各 InfoPath フォームには 1 つまたは複数のデジタル署名を付けることができます。InfoPath では、フォームの部品に対する署名、およびフォーム全体の署名がサポートされています。
XML プロセッサXML プロセッサは、ドキュメントのソース XML をコンピュータの動的メモリに読み込み、XML スキーマを使用して検証したり、XSLT を使用してドキュメントのビューを作成したりするために使用されます。InfoPath でサポートされる XML プロセッサは Microsoft XML Core Services (MSXML) Version 5.0 です。このプロセッサの以前のバージョンはサポートされていません。
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