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フォーム テンプレートとフォームの概要
 

フォーム テンプレート (.xsn) ファイルをデザインするときは、複数のサポート ファイルを格納した単一のファイルが作成されます。これに対し、ユーザーがフォームに入力するときは、フォーム テンプレートに基づくフォーム (.xml) ファイルに対して実際に入力が行われます。

この記事の内容



フォームのデザインに使用するフォーム テンプレート

InfoPath のデザイン環境であるデザイン モードで、フォーム テンプレートを作成します。フォーム テンプレートは、.xsn ファイル名拡張子の付いたファイルであり、完成したフォーム (.xml ファイル) のデータ構造、外観、および動作方法を定義します。

フォーム テンプレートとそれに基づくフォーム

フォーム テンプレートは多くのものを定義しますが、たとえば次のものを定義します。

フォーム テンプレートのデザインが完了したら、それを .xsn ファイルとして発行することによって、フォーム テンプレートをユーザーと共有できます。

 ヒント   フォーム テンプレートだけでなく、テンプレート パーツもデザインできます。テンプレート パーツとは、他のフォーム テンプレートや Microsoft Office ドキュメントで使用できるカスタム コントロールのことです。たとえば、連絡先情報を収集するためのフィールドが含まれたテンプレート パーツを作成して、そのテンプレート パーツを複数の異なるフォーム テンプレートで使用できます。テンプレート パーツの詳細については、[参照] のリンクを参照してください。

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データの入力に使用するフォーム

InfoPath のフォームは、XML (拡張マークアップ言語 (XML) : データの記述、整理、および交換に使用する業界標準の言語。InfoPath のフォーム テンプレートは XML テクノロジに基づいており、フォーム データは XML 形式で保存、送信されます。) データを格納する .xml ファイルです。InfoPath のすべてのフォームは、フォーム テンプレートに基づいています。

フォーム テンプレートとフォームの関係を示すために、電気配線業者が使用する許可申請書フォーム テンプレートをデザインしたとします。電気配線業者が入力する各許可申請書はそれぞれフォームです。そのフォームは、フォームに入力されたデータだけを格納する単なる .xml ファイルです。フォームを構成する他のものはすべてフォーム テンプレートによって提供されます。つまり、フォームが正しく動作するためには、ユーザーがフォームを開くたびに、フォームに関連付けられたフォーム テンプレートを見つけて使用することが必要です。ユーザーがフォームを開いたときにフォーム テンプレートが見つからない場合、XML マークアップ タグとデータだけが表示されます。

フォーム テンプレートとそれに基づくフォームとをリンクするために、InfoPath は、各フォーム ファイルの先頭に処理命令 (処理命令 : XML 文書のプロローグに格納される情報。この情報は、XML パーサーを通じて、XML 文書を使用する任意のアプリケーションに渡されます。)と呼ばれる命令行を数行追加します。

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フォーム テンプレートのコンポーネント

フォーム テンプレートは、フォーム テンプレート上のコントロールの表示を定義するファイル、フォームに表示されるグラフィックスのファイル、フォーム内のユーザー設定の動作を可能にするプログラミング ファイルなど、複数の関連ファイルを格納する単一のファイルです。これらの関連ファイルを総称してフォーム ファイルと呼びます。フォーム テンプレートをデザインするときは、フォーム テンプレートを構成するフォーム ファイルを抽出してフォルダに保存することで、それらのフォーム ファイルを表示および使用できます。

フォーム テンプレート (.xsn) ファイルを構成するファイル

フォーム テンプレートを構成する関連ファイルには、1 つまたは複数の XML スキーマ (XML スキーマ : 文書の構造を定義する、XML 文書の形式の仕様。XML で記述します。要素名、リッチ データの種類、どの要素を組み合わせて表示できるか、各要素にどの属性を使用できるかなどが定義されます。) ファイル、フォーム テンプレート内の各ビュー用の XSL 変換 (XSLT) (XSLT (XSL 変換): XML 文書を、HTML や XML などの他の型の文書に変換するために使用する言語。この言語は、XSL の一部として使用するために設計されています。) ファイル、フォーム テンプレートに基づくフォームが初めて開かれたときに既定で表示されるデータ用の XML ファイル、スクリプト ファイルまたはマネージ コード アセンブリ、さらに Manifest.xsf というフォーム定義ファイル (フォーム定義ファイル : ユーザー インターフェイスのカスタマイズ、XML スキーマ、ビュー、ビジネス ロジック、イベント、配置の設定など、フォームの中で使用する他のファイルやコンポーネントすべてに関する情報が含まれる XML ファイル。拡張子は .xsf です。)で構成されます。

フォーム テンプレートを構成するファイルについて理解を深めるには、次の手順に従って、フォーム テンプレートのソース ファイルを表示してください。

フォーム テンプレートのフォーム ファイルを表示する

  1. 新規の空のフォーム テンプレートを作成します。
  2. [ファイル] メニューの [ソース ファイルとして保存] をクリックします。
  3. [フォルダの参照] ダイアログ ボックスで、フォーム ファイルを保存するための既存のフォルダを選択するか、新しいフォルダを作成して、[OK] をクリックします。

    フォーム テンプレートのコピーがフォルダ内のファイルのセットとして保存されます。

  4. Windows エクスプローラで、ファイルが保存されているフォルダを参照します。

次の表で、サポート ファイルまたはフォーム テンプレートについて説明します。これらのファイルは、フォーム テンプレートに必ず含められます。

ファイルの種類 ファイル名拡張子 説明
フォーム定義ファイル .xsf 使用される XML スキーマや含まれているリソース ファイルなど、フォーム テンプレートの組み立て方法に関する情報を格納しているファイル。新しいフォーム テンプレートをデザインすると、InfoPath はこのファイルを自動的に生成します。フォーム テンプレートをデザインおよび修正するたびに、このファイルはそれらの変更を反映するために自動的に更新されます。
XML スキーマ .xsd フォーム テンプレート内のデータの制限と妥当性検証に使用される 1 つ以上のファイル。XML スキーマ ファイルの内容 (要素、属性など) はグループ (グループ : フィールドや他のグループを含めることができるデータ ソース内の要素。繰り返しテーブルや繰り返しセクションなど、他のコントロールを含んだコントロールは、グループにバインドされます。)フィールド (フィールド : データが含まれる、データ ソース内の要素または属性。フィールドが要素の場合は属性フィールドを含めることができます。フィールドには、コントロールに入力されたデータが格納されます。)として [データ ソース] 作業ウィンドウに表示されます。メイン データ ソースを含め、フォーム テンプレートに関連付けられた各データ ソース (データ ソース : InfoPath フォームのデータを定義および格納するフィールドとグループの集まり。フォーム内のコントロールは、データ ソースのフィールドとグループにバインドされます。)には、対応する .xsd ファイルがあります。
ビュー .xsl ユーザーが入力するフォームに含まれている表示データを表示および HTML に変換するために使用される XSL Transformation (XSLT) ファイル。フォーム テンプレートの異なるビューで作業しているときは、実際にはフォームに表示されるデータの異なる HTML 表現 (変換結果) を見ていることになります。
XML テンプレート .xml 特定のコントロールに既定で表示するデータを格納しているファイル。初めてフォームを開き、コントロールで異なる値を選択するまで、ユーザーはこのデータを見ることになります。

フォーム テンプレートには、前の表に示すファイルに加え、フォーム テンプレートのデザインに応じて次の表に示すファイルを含めることもできます。

ファイルの種類 ファイル名拡張子 説明
プレゼンテーション .htm、.gif、.bmp、その他 フォーム テンプレート内のカスタム作業ウィンドウ (カスタム作業ウィンドウ : フォームの横にあるウィンドウに内容が表示される HTML ファイル。カスタム作業ウィンドウには、フォームに関連するコマンドやヘルプの内容が表示されます。 )または画像を表示するために使用されるファイル。
ビジネス ロジック .js、.vbs フォームの特定の動作を実装するスクリプトを格納しているファイル。これらのスクリプト ファイルは Microsoft JScript (JScript : C、C++、および Java を基に作成された、コンパイルが不要なオブジェクト ベースのスクリプト言語。ECMA 262 言語仕様をマイクロソフト用に実装したものです。) ファイルまたは Microsoft Visual Basic Scripting Edition (VBScript) (Visual Basic Scripting Edition (VBScript) : Visual Basic プログラミング システムのサブセット。HTML ページに埋め込まれた VBScript は、Internet Explorer 3 以降や、その他の Web ブラウザで読み込むことができます。) ファイルです。
バイナリ .dll、.exe、.cab、その他 プログラミング コードおよび追加のビジネス ロジックを提供する外部ファイル。たとえば、フォーム テンプレート用のカスタム コントロール (カスタム コントロール : テンプレート パーツや ActiveX コントロールなどのフォーム コンポーネント。既定で InfoPath には含まれていません。フォームの作成者は、[コントロール] 作業ウィンドウを使用して、カスタム コントロールの追加や削除を行うことができます。)を作成する場合、ユーザーのコンピュータにそのコントロールを自動的にインストールおよび登録するには、インストール プログラムが必要になることがあります。バイナリ ファイルは InfoPath で作成されませんが、Microsoft Visual Studio .NET のようなプログラムで作成されます。

フォーム テンプレートを変更すると、フォーム ファイルは自動的に更新されます。ただし、XML に精通している場合や、高度なフォームをデザインできる場合は、個々のフォーム構成ファイルを抽出し、それらを手動でカスタマイズできます。たとえば次のような状況では、フォーム構成ファイルのセットを手動で修正することが必要な場合があります。

  • フォーム テンプレートの XML スキーマ (.xsd ファイル) を別の Microsoft Office プログラムで再利用する。たとえば、Microsoft Office Word 2007 のスキーマ ライブラリに InfoPath の .xsd ファイルを追加できます。その後、InfoPath の .xsd ファイルからドキュメントのコンテンツに要素をマップできます。
  • フォーム テンプレートに InfoPath の組み込みコマンドに加えてカスタム コマンドを含むツールバーを作成する。これを行うには、フォーム テンプレートのフォーム定義 (.xsf) ファイルを編集する必要があります。
  • フォーム テンプレートに対して InfoPath では不可能な書式関連の改良を行う。たとえば、ボタンに背景イメージ (.gif ファイル) を追加できます。これを行うには、フォームの XML Transformation (.xsl) ファイルを編集する必要があります。

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