Word のとっておきの 5 つのテクニックを紹介しましょう。今回は、標準テンプレートを一度だけ変更してすべて変えてしまう方法、スラッシュ付きのゼロを作成する方法、印刷レイアウトの余分な空白スペースを削除する方法、テキストの方向を変える方法、そして描画キャンバスをオフにする方法についてお話します。
| 対象アプリケーション |
| Microsoft Office Word 2003 |
| Microsoft Word 2000、XP |
Microsoft Word は、最も一般的に使われている Office アプリケーションの 1 つです。Word を使うには文書の入力と作成、ファイルを開く方法と保存する方法、そしてスペル チェックの方法さえ知っていれば十分だという人もいます。確かにそうかもしれませんね。でも、もう少しいろいろな機能に目を向けてみてはどうでしょう? 驚くと同時に、Word を見直して、もしかしたら Word がもっと好きになるかもしれませんよ。
Word テンプレート : どうして標準テンプレートなのか?
標準テンプレートは Word で新しい文書を作成する際に必ず開かれるテンプレートですが、自分の希望どおりのレイアウトでないことがあります。そのたびに調整しなくてはいけないようでは、時間がもったいないですね。いつも使うレイアウトと標準テンプレートが違っているのなら、自分の思いどおりのレイアウトになるように、標準テンプレートを設定してみてはどうでしょう?
標準テンプレートを変更するには
- [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして、「C:\Documents and Settings\ ユーザー名 \Application Data\Microsoft\Templates」と入力 (またはコピー) します。
- Normal.dot を選択します。
- [編集] メニューの [コピー] をクリックします。 フォルダ内をクリックし、[編集] メニューの [貼り付け] をクリックします。
- 元の Normal ファイルを右クリックし、[名前の変更] をクリックして、ファイル名を「Default (または適当なファイル名)」に変更します。
- 作成したコピーを右クリックし、名前を「Normal」に変更します。
- 新しい Normal を右クリックし、[開く] をクリックします。ダブルクリックはしないでください。ダブルクリックすると新しい文書が開きます。ここではテンプレートそのものを開く必要があります。
-
ツール バー、ビュー、既定のフォントの変更など、必要な変更をすべて行います。[ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックします。
新しいファイルの名前を Normal にしたので、Word で自動的に開く新しいテンプレートを作成できました。どうぞ新規作成で新しい文書を開いてみて、変更した書式が反映されているか、確かめてみてください。
ゼロ、それとも O? すごい記号!
(スラッシュ付きのゼロ) を使いたい人がどれくらいいるかわかりませんが、みんな苦労して入力しているのは事実です。[挿入] メニューから表示する [記号と特殊文字] ダイアログ ボックスで探しても残念ながら表示されません。以下の手順は Word 2002 を対象にしていますが、Word 2000 と Word 97 でスラッシュ付きのゼロを作成する方法については、該当する資料へのリンクを紹介しておきます。
別のバージョンの Word でスラッシュ付きのゼロを作成するには
それともう 1 つ。こんな方法もあります。
スラッシュ付きのゼロを作成するには
- [挿入] メニューの [フィールド] をクリックします。
- [フィールドの名前] ボックスの [Eq] をクリックします。
-
[フィールド コード] をクリックします。ダイアログ ボックス下部にあります。
メモ [数式エディタ] をクリックしないでください。元に戻れなくなります。
-
[フィールド コード] ボックスに「EQ \o(0,/)」と入力します。
このボックスから値をコピーして貼り付けることができます。
- [OK] をクリックします。
- スラッシュ付きのゼロを選択して右クリックし、[フィールド コードの表示/非表示] をクリックします。
- 右側のかっこの後のスペースを削除します。
- もう一度右クリックして [フィールド コードの表示/非表示] をクリックします。
スラッシュ付きのきれいなゼロが表示されましたか?
では次に、スラッシュ付きのゼロを表す代わりの文字を入力すると、上の手順を実行しなくても自動的にスラッシュ付きのゼロに変換されるように、オートコレクト項目を作成しましょう。
スラッシュ付きのゼロを入力するオートコレクト項目を作成するには
- 文書内でスラッシュ付きのゼロを選択します。
- [ツール] メニューの [オートコレクトのオプション] をクリックします。
- [修正文字列] ボックスに、スラッシュ付きのゼロに変換する文字列の組み合わせを入力します。たとえば、「*0」と入力します。
- [OK] をクリックします。
- 文書内で「*0」と入力すると、スラッシュ付きのゼロが表示されるようになります。
空白スペース : 空白スペースの表示と非表示
印刷レイアウトが好きな人がいれば、下書きモードが好きな人もいるでしょう。個人的には印刷レイアウトが好きという人でも、各ページの上端と下端にある、空白スペースが邪魔だと思っているかもしれませんね。このスペースを隠して、印刷レイアウトと下書きモード、両方のいいところをうまく活用するちょっとしたヒントを紹介します。もちろん、印刷レイアウトとしての機能はそのままです。
印刷レイアウトで空白スペースの表示と非表示を切り替えるには
- ポインタをページの上端または下端に移動し、
(空白スペースを表示する) または
(空白スペースを表示しない) をクリックします。
方向 : ぐるぐる回して問題解決
Word ではテキストを回転できないと思っていませんか? そんなことはありません。テキストの方向を変えるには、テキストがテキスト ボックスか、セルの中に入っていればいいのです。そんなに難しい操作ではありません。
テキストを回転するには
- 変更する文字列を含む描画オブジェクトまたはセルをクリックします。
- [書式] メニューの [縦書きと横書き] をクリックします。
- 変更する文字方向をクリックします。
描画キャンバス : オフにすれば涙も止まる
Word 2002 にアップグレードした人たちをもっとも驚かせたのは、さまざまな新しい機能の中でも、描画キャンバスかもしれません。描画キャンバスとは、Word に描画オブジェクトを挿入する際に表示される枠のことです。
描画キャンバスを使用すると、文書内の描画を整列させることができます。この機能は、描画オブジェクトが複数の図形で構成されている場合に、特に便利です。また、描画オブジェクトの配置は難しくてという方がいらっしゃいましたが、描画キャンバスはそれを解消するためのものなのです。
でもどうしても描画キャンバスを消して、以前のような画面で Word を使いたいのなら、次の方法でオフにしてください。
描画キャンバスをオフにするには
- [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
- [全般] タブをクリックします。
- [全般オプション] で、最後のオプション [オートシェイプの挿入時、自動的に新しい描画キャンバスを作成する] チェック ボックスをオフにします。
このコラムについて
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