| 対象アプリケーション |
| Microsoft Outlook® 2000 |
Microsoft Office HTML Filter を使用すると、Microsoft Word 2000 または Microsoft Excel 2000 で Web ページを作成したときに設定された Office 固有のマークアップだけを削除できます。このマークアップは、ブラウザでの HTML ファイルの表示には通常影響しません。これらは、Office で HTML 文書を開いたときに使用される Office 文書の設定を保存するために使われます。HTML Filter 2.0 for Office 2000 の自己解凍型実行ファイルは Office Update からダウンロードしてください。
w
Office 固有のマークアップを HTML ファイルから削除すると、Office プログラムで Web ページを編集するときに、Office の機能を使用した編集の一部ができなくなります。Office HTML Filter Version 2.1 によって削除されるマークアップと、フィルタを適用することによって影響を受ける Office の機能の例を以下の表に示します。
| 削除する Office 固有のマークアップ |
影響を受ける機能の例 |
<!--[ と ]--> で囲まれた低レベルの条件付きコメント
例
<!--[if gte mso 9]>...<![endif]-->
|
ワードアートは編集できなくなり、編集結果としてのイメージだけが表示されます。このコメントは、Microsoft Internet Explorer 5 以前のブラウザで一部の HTML マークアップを認識しないために使われます。
たとえば Officeでは、ワードアート文書のプロパティを含む XML ブロックは、これらのコメントの内側に挿入されます。これは、Internet Explorer 5 以前のブラウザの場合に、XML 要素の内容がテキストとして表示されるのを防ぐためです。
|
<![ と ]> で囲まれた高レベルの条件付きコメント
例
<! [if !vml]>
|
このコメントは、一部の HTML マークアップを Microsoft Internet Explorer 5 以前のブラウザでは認識し、Internet Explorer 5 以降では認識しないようにするために使われます。コメントを削除すると、Internet Explorer 5 以降で静的イメージのロードを行わないように指定するマークアップが失われます。
たとえば、ワードアートは HTML 形式ファイルの中で 2 つの部分に分かれて保存されます。1 つはイメージを描画する XML ブロックであり、もう 1 つは XML を解釈しない古いブラウザで画像を表示するために使用される実際のイメージです。この静的イメージは Internet Explorer 5 以降で表示されるのを避けるため、高レベルのコメントの内側に挿入されます。
|
| "o"、"v"、"w"、"x"、および "p" の各名前空間に含まれる XML タグ
例
<o:p></o:p>
|
段落記号の書式設定 (段落と異なる場合) が失われます。<o:p></o:p> タグは、Word で段落記号として扱われる文字を表します。 |
| @ ルールの定義
例
@page Section1
{size: 8.5in 11in }
|
ページのサイズや方向などのページ設定が失われます。
- @page には、文書のページ設定情報が格納されます。
- @font-face には、文書のフォント定義が格納されます。
- @list には、Office 固有の箇条書きと段落番号のスタイル定義が格納されます。
標準的な @ ルール定義、@page、および @font-face を保持するには、コマンド プロンプトで -a スイッチを使用します。
|
| /* および */ を使用した CSS コメント
例
/* List Definitions */
|
HTML 文書に対する影響はほとんどありません。 |
| VML 属性、または属性名にコロン ( : ) が含まれている属性すべて
例
v:shapes="_x000_i1025"
|
ワードアート、クリップアート、およびオートシェイプは編集できません。編集結果としてのイメージだけが表示されます。 |
ProgID を表す <meta> タグ
例
<meta name=ProgID content=Word.Document>
|
HTML 文書に対する影響はほとんどありません。ProgID は、ファイルを作成したアプリケーションの ID です。
GENERATOR および ORIGINATOR の 2 種類の META タグも削除できます。これらは、HTML 文書を作成したプログラム (Word や Excel など) の情報と最新の生成プログラム (Office HTML Filter) の情報を含んでいます。GENERATOR および ORIGINATOR META タグを削除するには、コマンド ラインで -m スイッチを使用します。
|
rel 属性が次のどれかに設定された Link 要素
- "file-list"
- "edit-time-data"
- "ole-object-data"
- "original-file"
- "preview"
例
<link rel=File-List href="./mydoc_files/filelist.xml">
|
OLE オブジェクト バイナリなど .files フォルダ内の Office 固有のデータを含む特別なファイルへの関連付けが失われます。 |
| 次に示す XML 名前空間の宣言 (xmlns 属性の設定)。
例
xmlns:v="urn:schemas-microsoft-com:vml"
|
ワードアートとクリップアートは、ベクトル イメージとしてレンダリングできなくなり、静的なイメージになります。
ファイル内に VML を保持するには、コマンド プロンプトで -v スイッチを使用します。
コマンド プロンプトで -o または -v が使用されている場合は、XML の名前空間宣言はファイル内に保持されます。
|
| 値が空の style 属性。特に処理の結果として値が空になった場合。
例
style=""
|
HTML 文書に対する影響はほとんどありません。 |
| "mso-" 接頭辞のプロパティ
例
mso-margin-top-alt: 12pt;
|
Office 文書の設定を含む Office 固有の書式設定。Office 文書の設定は、HTML 文書を Office で開くときに使用されます。脚注、箇条書き、段落番号など、一部の機能は失われます。Word のフレームは表になり、編集時に使用した言語とフォントの書式に関する情報の一部は失われます。
mso- 接頭辞のプロパティなど、Office 固有のプロパティを保持するには、コマンド プロンプトで -o スイッチを使用します。
|
その他の標準的でないプロパティ。たとえば、次のものがあります。
- "tab-stops"
- "tab-interval"
- "language"
- "text-underline"
- "text-effect"
- "text-line-through"
- "font-color"
- "horiz-align"
- "list-image-1"
- "list-image-2"
- "list-image-3"
- "separator-image"
- "table-border-color-dark"
- "table-border-color-light"
- "vert-align"
- "vnd.ms-excel.numberformat"
例
tab-interval: .5in;
|
タブの設定が失われます。テキストに設定された下線のスタイルはすべて一重の下線になります。下線の色はすべて黒になります。浮き彫りおよび浮き出しのテキストは失われます。 |
| 空のインライン HTML 要素。インラインの HTML 要素は次のとおりです。FONT、EM、STRONG、SAMP、ACRONYM、CITE、CODE、DFN、KBD、TT、B、I、U、S、SUB、SUP、INS、DEL、VAR、SPAN。要素が空と見なされるのは、表示する内容が要素の中に存在しない場合です。
例
<FONT COLOR=blue><B></B></FONT>
|
HTML 文書の表示に対する影響はありません。 |