Microsoft Office FrontPage® 2003 を使用して Microsoft Windows SharePoint™ Services に基づく Web サイトを作成すると、広範囲のデータ ソースにアクセスし、データ ソース カタログを使用して各データ ソースを管理できます。
データ ソース カタログは、Web サイトの各データ ソースにアクセスする起点の役割を果たし、データ ソースの一元的な管理を可能にします。ローカル サーバーにあるデータ ソースだけでなく、外部サーバーにあるデータ ソースでも、アクセス権限 (権限 : ページの表示や変更など、サイトのコンテンツに対して、特定のアクションを実行できる権利。ユーザーのサイト グループに応じて権限の範囲が異なり、そのサイト グループに対して割り当てられた権限によって許可されたアクションだけを実行できます。)があれば、データ ソース カタログを使用してアクセスおよび管理することができます。
データ ソース カタログで使用できるデータ ソースの種類はさまざまです。Microsoft SQL Server™ や Oracle データベースなどのデスクトップベースおよびサーバーベースのデータベース、XML (Extensible Markup Language) (Extensible Markup Language (XML) : SGML (Standard Generalized Markup Language) を簡略化したもの。タグをカスタマイズできるため、柔軟に情報を管理および表示できます。) ファイル、Web サービス、および Windows SharePoint Services リストを利用できます。
以下の例では、データ ソース カタログを使用して Web サイトのデータ ソースを管理する方法を示します。
例
パトリシア ドイルは、コントソ製薬会社の健康管理部門に勤務する臨床開発担当者であり、研究室で各種のウイルスの研究に従事しています。ウイルスに対する薬効をテストする際に、イントラネット上のデータ ソースと外部サーバー上のデータ ソースからの情報を利用しています。
パトリシアは、開発室の上司イボンヌから、リサーチに使用しているすべてのデータ ソースの一覧とサンプル レコードをレポートとして提出することを要求されました。タイミングが悪いことに、今朝、アシスタントが既存のデータベースを更新せずに新しいデータベースを作成したばかりです。プロジェクトのデータベースは最新ではなくなりました。さらに、同僚のトニーによると、いくつかの Web サービスに重要なデータがあるといいます。これらの Web サービスについては、パトリシアはまったく知りませんでした。
アシスタントは新しいデータベースについて電子メール メッセージで社内に通知済みですから、パトリシアは、このデータベースをレポートに含めざるを得ません。データベースがあるサーバーの URL は知っていますが、自分の Web サイトからはアクセスできません。したがって、自分のサイトのデータ ソース カタログに新しいデータ ソースを追加する必要があります。
データ ソースを追加する
[データ ソース カタログ] 作業ウィンドウで、追加するデータ ソースの種類に応じた見出しをクリックして展開します。
次の操作のいずれか、または複数の操作を行います。
新しい SharePoint リストを追加する
- [SharePoint リスト] の [新しい SharePoint リストの作成] をクリックします。
- [SharePoint リスト] ダイアログ ボックスの [リスト] タブで、必要なリストを選択します。
- [新しいリストの名前を指定してください] ボックスに、リストの名前を入力します。
新しい SharePoint ライブラリを追加する
- [SharePoint ライブラリ] の [新しいドキュメント ライブラリの作成] をクリックします。
- [SharePoint リスト] ダイアログ ボックスの [ドキュメント ライブラリ] タブで、必要なライブラリを選択します。
- [新しいドキュメント ライブラリの名前を指定してください] ボックスに、ライブラリの名前を入力します。
新しいデータベース接続を追加する
- [データベース接続] の [カタログに追加] をクリックします。
- [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスで [データベース接続の構成] をクリックします。
- [データベース接続の構成] ダイアログ ボックスの [サーバー名] ボックスに、データベースが格納されているサーバーの名前を入力します。
[認証] の下で、サーバーへのアクセスに使用する認証方法を指定します。
- ウィザードに表示される手順に従ってデータベース接続の作成を完了します。
新しい XML ファイルを追加する
- [XML ファイル] の [カタログに追加] をクリックします。
-
[データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [場所] ボックスに、XML ファイルのパスを入力します。
メモ 指定した XML ファイルが Web サイトまたは Windows SharePoint Services に基づく別のサイトに存在しない場合は、ファイルをインポートするよう求めるメッセージが表示されます。
新しいサーバーサイド スクリプトを追加する
- [サーバーサイド スクリプト] の [カタログに追加] をクリックします。
- [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスで、スクリプトへのパスを [URL] ボックスに入力します。次に、スクリプトを Get と Post のどちらで実行するかを [メソッド] で指定します。
- Web ページからスクリプトを実行するときに使用するパラメータを追加するには、[追加] をクリックします。
新しい
XML Web サービスを追加する
- [XML Web サービス] の [カタログに追加] をクリックします。
- [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [サービスの説明の場所] ボックスに、Web サービスの URL を入力します。
- [今すぐ接続] をクリックします。
パトリシアは、データ ソース カタログに新しいデータ ソースを追加したので少しは気が楽になりました。しかし、データ ソース カタログ内に古いデータ ソースが残っていると、それを間違えて使用するのではないかと心配です。混乱を避けるために、古いデータ ソースをデータ ソース カタログから削除することにしました。
データ ソースを削除する
重要 FrontPage では、SharePoint リストおよびライブラリのエントリと、XML ファイルのエントリが自動的に作成されます。これらのデータ ソースのエントリは、データ ソース カタログから削除できませんが、データベース接続、サーバーサイド スクリプト、XML Web サービスなどのユーザーが追加したデータ ソースのエントリは削除できます。
[データ ソース カタログ] 作業ウィンドウで、削除するデータ ソースの種類に応じた見出しをクリックして展開します。
データ ソースをマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [削除] をクリックします。
メモ [削除] が使用できない場合、データ ソースは自動的に追加されたものであり、削除できません。
削除を確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。
パトリシアは、同僚のトニーのオフィスに向かいます。トニーは今日早退するので、その前に新しいデータ ソースについて確認するためです。トニーはいくつかの Web サービスを教えてくれましたが、URL はどれも長くて "virus" という語が含まれている以外はよくわかりません。時間がないトニーは、自分のサイトからパトリシアのサイトにデータ ソース カタログを追加してはどうかと言います。
別のサイトからデータ ソースのコレクションを追加する
[データ ソース カタログ] 作業ウィンドウで、[カタログの管理] をクリックします。
- [カタログの管理] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
- [コレクションのプロパティ] ダイアログ ボックスで、追加するコレクションの表示名と場所を入力します。
トニーのサイトから自分のサイトにデータ ソースのコレクションを追加してみると、そのデータ ソースの数は膨大でした。これでは、必要なデータ ソースを簡単に見つけられません。必要なデータベースには "virus" という語が含まれていたことを思い出し、これをキーワードにして検索することにします。
データ ソースを検索する
[データ ソース カタログ] 作業ウィンドウで、[データ ソースの検索] をクリックします。
- [検索] ボックスに、検索する場所を入力します。
- [検索文字列] ボックスに、検索文字列を入力します。
[検索開始] をクリックします。
メモ 検索文字列を含むデータ ソース名が表示されます。たとえば、検索文字列として「iru」と入力すると、検索結果にデータ ソース "virus" が表示されます。
パトリシアは、自分のサイトでデータ ソースを管理できるようになったので、次に上司から要求されたデータを表示する Web ページを作成することにします。FrontPage を使用して、データ ビューと呼ばれるデータ ビュー Web パーツを Web サイトに追加します。データ ビューには、XSLT (Extensible Stylesheet Language Transformations) (XSLT : XML 文書を HTML や XML などの他の種類の文書に変換するために使用するファイル。XSL の一部として使用されます。) を使用してデータが表示されます。FontPage を使用して Windows SharePoint Services で実行するデータ駆動型 Web サイトを作成または編集すると、データ ソース カタログのデータ ソースからデータを抽出するデータ ビューを追加できます。
[書式設定] ツールバーを使用して、データ ビューをカスタマイズし、データを WYSIWYG 形式でカスタム表示することもできます。さらに、[データ ビューの詳細] 作業ウィンドウを使用して次の高度なカスタマイズを行うこともできます。
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スタイル
定義済みのリスト ビュー スタイルのギャラリーから書式設定スタイルを選択し、サイトの訪問者がリストに独自のフィルタ処理を実行するためのツールバーを追加します。
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フィルタ
データ ビューにデータのサブセットを表示するための基準を指定します。
- 並べ替えとグループ化
Web ページで項目を特定の順番に表示し、必要に応じて、折りたためる見出しを付けてグループ化します。
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条件付き書式設定
データ ビューのデータに条件を設定します。たとえば、すべての期限切れの項目を赤で表示します。
パトリシアのレポート提出期限は迫っています。そこで、いくつかのデータ ビューを作成してデータ ソース カタログからデータを表示してみます。
データ ビューを追加する
- [ページ] ビューで、ドキュメント ウィンドウの下部にある
(デザイン) をクリックします。
- [データ] メニューの [データ ビューの挿入] をクリックします。
[データ ソース カタログ] 作業ウィンドウで、必要な見出しをクリックして展開し、データ ソースをクリックします。
- ショートカット メニューの [データ ビューの挿入] をクリックします。
- [データ ビューの詳細] 作業ウィンドウで、必要なプロパティを設定します。
データ ソース カタログのデータ ビューが完成したら、上司への電子メール メッセージを作成します。メッセージには、データ ビューを含む Web ページへのハイパーリンクを挿入し、各データ ソースのデータを表示できるようにします。データ ソース カタログを使用することにより、パトリシアは複数のデータ ソースの情報管理に伴う複雑な作業を簡素化することができました。