Microsoft Office FrontPage® 2003 の新しいリモート Web サイト ビューを使用すると、Web サイト全体または各 Web ページをローカルまたはリモートの任意のサイトに発行できます。
- ローカル Web サイトは、FrontPage で開く発行元の Web サイトです。これには、デスクトップ コンピュータやラップトップ コンピュータなどが含まれます。
- リモート Web サイトは発行先のサイトであり、通常は社内の Web サーバーのホストであるリモート コンピュータまたは誰かが管理している社内のイントラネット上のサーバーです。
FrontPage では、次の種類のリモート Web サーバーが発行先になります。
ファイルはローカル サイトとリモート サイト間で簡単に移動し、双方向に発行できます。何らかの理由で Web ページを複数の異なるコンピュータから作成する場合は、リモート Web サイト ビューを使用してコンテンツの発行先を正しいサイトに設定できます。
リモート サーバーの種類と場所を指定する
Web サイトを発行する前に、リモート Web サーバーの種類とリモート Web サイトの場所を指定する必要があります。
リモート Web サイトのパス (URL) を取得するには、Web 管理者または ISP (インターネット サービス プロバイダ) (ISP : 電子メール、チャット ルーム、World Wide Web の使用など、インターネットへの接続サービスを提供する企業。さまざまな地域で接続サービスを提供している多国籍 ISP もあれば、特定の地域に限定してサービスを提供している ISP もあります。) にお問い合わせください。
リモート Web サイト ビューの使い方
Web サイトのフォルダの内容は、[ローカル Web サイト] ウィンドウと [リモート Web サイト] ウィンドウの両方に表示されます。また、便利なフィルタ リストを使用して次のような特定のグループのファイルのみを表示することもできます。
- フォルダの内容
- 発行するファイル
- 発行しないファイル
- 競合するファイル
リモート Web サイト ビューでは、[ローカル Web サイト] ウィンドウと [リモート Web サイト] ウィンドウの両方に、ファイルの発行状態を示すアイコンと説明文がファイル名の横に表示されます。
1. フィルタ リスト
2. [ローカル Web サイト] ウィンドウのファイルと発行状態
ファイルとフォルダを拡張サーバーに発行する
拡張サーバーに Web サイトを発行すると、拡張機能が有効になり、フォーム ハンドラやヒット カウンタなどが使用できるようになります。また、Web サイトを発行するたびに、ファイルとハイパーリンクが FrontPage によって自動的に管理されます。
FrontPage では、拡張 Web サーバーとは、Microsoft FrontPage 2000 Server Extensions 以降が実行されているサーバー、Microsoft Windows® SharePoint™ Services が実行されているサーバー、または Microsoft SharePoint™ Team Services v1.0 が実行されているサーバーを指します。
FrontPage ベースの Web サイトは任意の種類の Web サーバーで実行できますが、上に示した拡張サーバー以外に発行した場合は、Web サイトの機能を全面的に利用できない場合があります。
FTP または WebDAV をサポートしているサーバーにファイルとフォルダを発行する
リモート Web サイト ビューを使用して FTP または WebDAV をサポートしているサーバーに Web サイトを発行する場合、ユーザー名とパスワードのほかにサーバー名を指定する必要があります。ユーザー名、パスワード、またはサーバーの場所が不明な場合は、ISP または Web サイトの管理者にお問い合わせください。
FrontPage は パッシブ FTPもサポートしています。パッシブ FTP を使用すると、毎回同じポート (ポート : TCP/IP を使って通信を行うコンピュータのネットワーク用入出力チャネル。World Wide Web では通常、サーバーが使用しているポート番号を指します。1 台のコンピュータ上で複数の Web サーバーを稼動できますが、1 つのポート上で稼動できるサーバーは 1 つだけです。)を使用してローカル Web サイトからリモート Web サイトにファイルとフォルダを発行できます。リモート サイトにフォルダとファイルを発行するたびに、リモート サイトのホスト サーバーによって異なるポートが指定される場合は、[リモート Web サイトのプロパティ] ダイアログ ボックスの [パッシブ FTP を使用する] チェック ボックスをオフにしてください。
サイトへの更新を管理するソース コントロールの有効/無効を切り替えることができます。複数のユーザーが FrontPage または Macromedia Dreamweaver を使用して Web コンテンツにアクセスして編集できるサイトでは、この機能が役立ちます。
- Web サイトのホストが Microsoft Windows SharePoint Services が実行されているサーバーである場合は、ソース コントロールが既定で有効になります。
- Web サイトのホストがそれ以外の Web サーバーである場合、ソース コントロールは既定で無効になります。
ファイル システムにファイルとフォルダを発行する
リモート Web サイト ビューを使用して、ローカル ファイル システム上のフォルダまたは UNC (Universal Naming Convention) パスで示される場所に Web サイトを発行できます。たとえば、発行先を C:\Backup などの新しいディスクベースの場所に指定すると、Web サイト全体をバックアップできます。
ファイルとフォルダを発行するということは、単なるコピーと違って、それらの構造が維持され、Web ページ上の FrontPage 2003 コンポーネントが適切に機能することを意味します。
例: 製薬会社の Web デザイナー
この例では、製薬会社の Web デザイナーがリモート Web サイト ビューを使用して Windows SharePoint Services が実行されている拡張 Web サーバーに更新を行う方法を示します。
リサ ジェイコブソンは、コントソ製薬会社の動物医療部門に勤務する Web デザイナーです。リサは、同部門の 3 つのサブグループと協力し、Web ページを作成し、コンテンツを手配して公開しています。コンテンツは常に最新のものであることを要求され、すべての情報の更新は世界中のコントソの支店に勤務する従業員からアクセスできる必要があります。
リサは通常、FrontPage のリモート Web サイト ビューを使用して、ニューヨークのコントソのデスクトップ (ローカル サイト) からマサチューセッツ州ケンブリッジにある本社の Windows SharePoint Services が実行されている拡張サーバー (リモート サイト) に向けて Web ページを発行しています。
リサは、自分が選択したファイルのみを発行することもできます。発行しないファイルについては、リモート Web サイト ビューで [発行しない] を指定して発行しないことを自分で決定できます。
月に数回、リサは本社を訪問します。リサが本社にいる間に、ニューヨークでリサをサポートしているスタッフから連絡が入り、Web ページのコンテンツに対する緊急の変更を要請してくることがあります。ます。リサは、Web サーバー (リモート サイト) で直接ファイルを変更します。リモート サイトを更新した後で、Web サイトを発行して自分のデスクトップ (ローカル サイト) のバージョンを更新します。
リサと同じように、リモート Web サイト ビューの直感的なインターフェイスを使用して、双方向 (ローカルまたはリモート) で Web ページを発行したり、両方のサイトを同期させることができます。リモート Web サイト ビューを使用するには、次の手順を参照してください。
リモート Web サイト ビューを使用して Web サイトを発行するための手順
次の手順を使用すると、リモート Web サイトの場所を設定し、ファイルとフォルダを拡張 Web サーバー、FTP サーバー、WebDAV が実行されているサーバー、またはファイル システムに発行し、ローカル Web サイトとリモート Web サイトを同期させることができます。
リモート Web サイトの場所を設定する
- [表示] メニューの [リモート Web サイト] をクリックします。
- ドキュメント ウィンドウの上部の [リモート Web サイトのプロパティ] をクリックします。
- [リモート Web サーバーの種類] で、Web サイトを発行する先の Web サーバーの種類を選択します。
- [リモート Web サイトの場所] ボックスの横の [参照] をクリックします。
- 必要なリモート Web サイトの場所を見つけてクリックし、[開く] をクリックします。
ファイルとフォルダを拡張サーバーに発行する
リモート Web サイトのプロパティを設定する
- [表示] メニューの [リモート Web サイト] をクリックします。
- ドキュメント ウィンドウの上部の [リモート Web サイトのプロパティ] をクリックします。
- [リモート Web サイト] タブの [リモート Web サーバーの種類] で、[FrontPage または SharePoint Services] をクリックします。
- [リモート Web サイトの場所] ボックスに、フォルダとファイルを発行する先のリモート Web サイトのインターネット アドレス (プロトコルを含む) を入力します。 たとえば、「http://www.example.com」と入力します。 または、[参照] をクリックして発行先サイトを探します。
- 次のいずれかの操作を行います。
- [OK] をクリックします。
発行しないファイルを指定する
- [ローカル Web サイト] ウィンドウで、発行しない各ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [発行しない] をクリックします。
重要 Web サイトに Windows SharePoint Services のドキュメント ライブラリ、リスト、またはアンケートが置かれている場合は、Windows SharePoint Services が実行されているサーバー上で直接 Web サイトを作成することをお勧めします。
ファイルとフォルダを拡張 Web サーバーに発行する
- [リモート Web サイト] ウィンドウの [変更されたすべてのページを発行] で、[ローカルからリモート] をクリックします。
- [Web サイトの発行] をクリックします。
メモ 実行中の発行を中断すると、既に発行されたファイルはリモート Web サイト上に残ります。
ファイルとフォルダを FTP サーバーに発行する
Web サイトのファイルとフォルダを FTP (ファイル転送プロトコル) (FTP : ネットワークを介してファイルを転送するための通信プロトコル。FTP コマンドを使用すると、離れた場所のファイルやフォルダの一覧を表示し、ファイルを操作することもできます。) をサポートする Web サーバーに発行するには、サイトを開いてコピーをコンピュータに保存し、そのコピーのファイルとフォルダを編集し、次に更新したファイルとフォルダをサーバーに発行します。
次の操作を行います。
リモート Web サイトのプロパティを設定する
- [表示] メニューの [リモート Web サイト] をクリックします。
- ドキュメント ウィンドウの上部の [リモート Web サイトのプロパティ] をクリックします。
- [リモート Web サイト] タブの [リモート Web サーバーの種類] で [FTP] をクリックします。
- [リモート Web サイトの場所] ボックスに、フォルダとファイルを発行する先のリモート Web サイトのアドレスを FTP プロトコルも含めて入力します。 たとえば、「ftp://example.com」と入力します。 または [参照] をクリックして発行先サイトを探します。
- サイトに接続したときに特定のフォルダを表示する場合は、[FTP ディレクトリ] ボックスにそのフォルダへのパスを入力します。 たとえば、「www/images」と入力します。
- リモート Web サイトにファイルとフォルダを発行するたびに、リモート Web サイトのホスト サーバーで異なるポート (ポート : TCP/IP を使って通信を行うコンピュータのネットワーク用入出力チャネル。World Wide Web では通常、サーバーが使用しているポート番号を指します。1 台のコンピュータ上で複数の Web サーバーを稼動できますが、1 つのポート上で稼動できるサーバーは 1 つだけです。)が使用されている場合は、[パッシブ FTP を使用する] チェック ボックスをオンにします。
- 次のいずれかの操作を行います。
- 発行時に Web ページから特定の種類のコードを削除するには、[HTML の最適化] タブで、必要なオプションを選択します。
- 発行の既定のオプションを変更するには、[発行] タブで、必要なオプションを選択します。
- [OK] をクリックします。
ASCII 形式で転送するファイルの拡張子を確認および追加する
- [ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
- [FTP] タブをクリックします。
- 発行するファイルの種類に対応する拡張子が一覧にない場合は、[新しい拡張子] ボックスにファイル名の拡張子を入力し、[追加] をクリックします。
メモ ファイルの種類に対応する拡張子が一覧に表示されない場合は、バイナリ形式で発行されます。
発行しないファイルを指定する
- [ローカル Web サイト] ウィンドウで、発行しないファイルごとにマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [発行しない] をクリックします。
ファイルとフォルダを FTP をサポートする Web サーバーに発行する
- [リモート Web サイト] ウィンドウの [変更されたすべてのページを発行] で [ローカルからリモート] をクリックします
- [Web サイトの発行] をクリックします。
メモ 実行中の発行を中断すると、既に発行されたファイルはリモート Web サイトに残ります。
ファイルとフォルダを WebDAV サーバーに発行する
Web サイト内のファイルとフォルダを WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) (WebDAV : WWW でファイルを発行および管理するためのアプリケーション プロトコル。ファイルに関する情報の保管をサポートします。作成者は、ファイルやそのプロパティを、その他の変更を上書きせずに変更できます。) をサポートする Web サーバーに発行するには、サイトを開いてサイトのコピーを自分のコンピュータに保存し、そのファイルとフォルダを編集します。その後で、更新したファイルとフォルダをサーバーに発行します。
次の操作を行います。
リモート Web サイトのプロパティを設定する
- [表示] メニューの [リモート Web サイト] をクリックします。
- ドキュメント ウィンドウの上部の [リモート Web サイトのプロパティ] をクリックします。
- [リモート Web サイト] タブの [リモート Web サーバーの種類] で [WebDAV] をクリックします。
- [リモート Web サイトの場所] ボックスに、フォルダとファイルを発行する先のリモート Web サイトのインターネット アドレスをプロトコルも含めて入力します。 たとえば、「http://www.example.com」と入力します。 または、[参照] をクリックして発行先サイトを探します。
- 次のいずれかの操作を行います。
- [OK] をクリックします。
発行しないファイルを指定する
- [ローカル Web サイト] ウィンドウで、発行しない各ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [発行しない] をクリックします。
ファイルとフォルダを WebDAV をサポートする Web サーバーに発行する
- [リモート Web サイト] ペインの [変更されたすべてのページを発行] で [ローカルからリモート] をクリックします。
- [Web サイトの発行] をクリックします。
メモ 実行中の発行を中断すると、既に発行されたファイルはリモート Web サイトに残ります。
ファイルとフォルダをファイル システムに発行する
リモート Web サイトのプロパティを設定する
- [表示] メニューの [リモート Web サイト] をクリックします。
- ドキュメント ウィンドウの上部の [リモート Web サイトのプロパティ] をクリックします。
- [リモート Web サイト] タブの [リモート Web サーバーの種類] で [ファイル システム] をクリックします。
- [リモート Web サイトの場所] ボックスに、フォルダとファイルを発行する先のリモート Web サイトのアドレスを入力します。 たとえば、発行先がコンピュータ上である場合は「C:\My Web Sites\Web Site 1」のように入力します。発行先がファイル サーバー上である場合は、「\\MyNetworkShare\My Web Site」のように入力します。 または [参照] をクリックして発行先サイトを探します。
- 次のいずれかの操作を行います。
- Web ページから特定の種類のコードを削除して発行する場合は、[HTML の最適化] タブで必要なオプションを選択します。
- 発行の既定のオプションを変更するには、[発行] タブで必要なオプションを選択します。
- [OK] をクリックします。
発行しないファイルを指定する
- [ローカル Web サイト] ペインで、発行しないファイルをマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [発行しない] をクリックします。
ファイルとフォルダをファイル システムに発行する
- [リモート Web サイト] ペインの下の [変更されたすべてのページを発行] で、[ローカルからリモート] をクリックします。
- [Web サイトの発行] をクリックします。
メモ 実行中の発行を中断すると、既に発行されたファイルはリモート Web サイトに残ります。