2002 年 11 月
執筆 : Tiffany K. Edmonds
| 対象アプリケーション |
| Microsoft FrontPage® 2002 |
一般に、事業を成功させるには、立地条件と広告が重要です。電子商取引に置き換えて考えると、検索エンジンの最適化が非常に重要となります。実際的な知識を持つオンラインの起業家に求められる課題は、検索エンジンを最適化する技術の習得です。目標は、関連キーワードを使用して製品が検索されたときに、電子商取引 Web サイトが検索エンジンの検索結果トップ 10 にランクすることです。
現在、競争相手として、約 10 億の Web サイトが存在すると言われています。そして、Web サイト トラフィックの 80 パーセント以上が、検索エンジンの検索結果によるものです。
検索エンジンとは
検索エンジンとは、ファイル内のキーワードを検索するプログラムです。インデックス型検索エンジンとディレクトリ型検索エンジンを区別することが重要です。これらは共に検索エンジン機能を備えていますが、情報の収集方法に違いがあります。
インデックスは、既存または新しいコンテンツを検索するように設計されたプログラムによって生成されるインターネット アドレスのデータベースです。一般に、このようなプログラムは、スパイダー、ロボット (またはボット)、またはクローラーと呼ばれます。スパイダーは、ページ上のデータを巡回し、キーワードとフレーズ、ハイパーリンク (後でこれらのリンクも辿ります) を収集し、インデックスにデータを追加します。現在最も人気のあるインデックスは、MSN、Google、Excite、HotBot, Infoseek、WebCrawler、Overture、および Northern Light です。
ディレクトリは、人の手によって編集され、サイトの評価、分類、およびコンテンツの説明が手作業で行われます。通常、サイトを送信してレビューを受けることができます。また、この編集担当者自身がサイトを見つけて、ディレクトリに追加することもあります。人気のあるディレクトリは、Yahoo! です。
キーワードを選択する
これまで、大型の検索エンジンでサイトの分類方法として主に使用されていたのは、キーワード メタタグです。今ではほとんどの検索エンジンで使用されなくなっていますが、キーワード メタタグは、HTML ページの本文から検索可能なキーワードを収集します。キーワード メタタグはすぐに作成できます。キーワード メタタグにどの単語を含めるかを考えてみると、クローラーによって検出される可能性が最も高い単語を判断するのに役立ちます。キーワード メタタグを作成すると、特定のページ内で使用したキーワードを追跡でき、ALT タグ、説明、およびキーワードを豊富に使用したコンテンツを作成する際に、どのキーワードを使用すると良いかを判断しやすいです。
Overture Search Term Suggestion Tool、Wordtracker など、Microsoft FrontPage の Web サイト作成管理ツールに対応したサードパーティ製ソリューションがいくつかあります。これらを使用すると、均等なキーワード リストを作成できます。Microsoft FrontPage Add-in Center の [Publishing/Site Management] カテゴリからは、サードパーティ製の FrontPage 用アドインをダウンロードできます。
キーワードを適用する
キーワードの一覧を作成したら、そのサイトに最適な適用方法について調べます。
タイトル タグと説明タグは、ほとんどのインデックスで主題を検索する際に、一般に対して表示される見出しとして使用されます。説明メタタグがない場合は、Web サイト上の文字の最初のグループが、検索結果の表示に使用されます。タイトル タグと説明タグには主要なキーワードを含めます。
FrontPage 2002 でタイトル タグを追加するには
- ページ ビューの [標準] ペインでページを右クリックし、[ページのプロパティ] をクリックします。
- [全般] タブで、ページのタイトルを入力します。
説明を追加するには
- ページ ビューの [標準] ペインでページを右クリックし、[ページのプロパティ] をクリックします。
- [ユーザー設定] タブをクリックします。
- [ユーザー変数] セクションで [追加] をクリックします。
- [名前] ボックスに、「説明」と入力します。
- [値] ボックスに、ページの説明を入力します。
今では、キーワード メタタグが使用される検索エンジンは少数です。しかし、そのような検索エンジンでは、Web ページを分類してランクを上位に上げるのに、キーワード メタタグが役立ちます。
キーワード メタタグを追加するには
- ページ ビューの [標準] ペインでページを右クリックし、[ページのプロパティ] をクリックします。
- [ユーザー設定] タブをクリックします。
- [ユーザー変数] セクションで [追加] をクリックします。
- [名前] ボックスに、「キーワード」と入力します。
- [値] ボックスに、各キーワードをコンマで区切って入力します。
特定の製品名やキーワードを、フォルダ名と HTML (Hypertext Markup Language) ファイル名として使用するのも有効です。これらのフォルダ名とファイル名は、検索エンジンでキーワードとして認識されます。フォルダ名、ファイル名、タイトル タグ、説明タグ、および本文テキスト全体でキーワードを繰り返すことで、これら特定のキーワードの検索ランキングが上がります。
HiSoftware Website Promotion Suite 2002、Web Page Tune-up Utility など、検索エンジンの促進に役立つ FrontPage 用のサードパーティ製アドインがあります。その他のツールも Microsoft FrontPage Add-in Center の [Publishing/Site Management] カテゴリには用意されています。
キーワード ページの関連性
スパイダーの機能は、キーワードとページ上の実際のデータとの関連性の評価を含め、ページを巡回してデータを収集することです。キーワードは、HTML に含まれるタイトル タグ、説明タグ、キーワード タグ、フォルダ名とファイル名、本文、リンク、およびその他のデータから収集されます。スパイダーがタグやファイル名でキーワードを検出すればするほど、ページはカテゴリ内の上位にランクされます。
ページ上部に一連のキーワードが集まるのを避け、Web ページのテキスト内に実際のキーワードを適切に含める方法を探します。
検索エンジンのスパイダーを "だます" 行為 (たとえば、ページ上部にページの背景色と同じ色のキーワードを小さなフォントで隠したページを読み込む) は、スパムとして判断されます。 このような行為を行うと、サイトを巡回する検索エンジンのブラックリストに載ります。
ALT タグをキーワードとして使用する
グラフィックにメッセージが埋め込まれていますか? アクセシビリティ ウィザードやテキスト リーダと同様、スパイダーは、グラフィック、Flash ファイル、サウンド、またはビデオを読み取ることはできません。World Wide Web Consortium (W3C)
の標準とアクセシビリティ ガイドラインに加え、ALT タグは非テキスト形式で埋め込まれたメッセージとは異なり、検索可能なキーワードとして処理されます。
製品の写真やグラフィックでは、ALT タグを次のように使用すると良いでしょう。
alt="当社の製品の画像"
"当社の製品" を実際の製品名に置き換えます。
次のように ALT タグを使用するとさらに良いでしょう。
alt="画像 : 当社の製品とその用途"
Web ページに挿入するグラフィックに適切な ALT タグを追加することを心がけます。
ALT タグを追加するには
- [標準] ビューで、画像を右クリックし、[図のプロパティ] をクリックします。
- [全般] タブをクリックします。
- [代替表示] セクションの [テキスト] ボックスに ALT テキストの文字列を入力します。
- [OK] をクリックすると、<img> タグに ALT 属性が追加されます。
ポピュラリティー リンク
一般に、他の Web サイトから自分の Web サイト内のページに設定されるリンクを、ポピュラリティー リンクと呼びます。他の Web サイトから設定されたリンクが増えると、特に関連性の高いサイトからのリンクが増えると、検索エンジンのスパイダーによって、人気のあるサイトとして見なされることが多くなります。同じようなコンテンツを含む他のサイト間で、自分のサイトの人気が上がると、それだけ検索エンジンのランキングが上位になります。
サイトを発行したら、インターネットで関連サイトを探します。Web マスタに電子メールを送り、そのサイトのリンク ページに自分のサイトへのリンクを設定してもらえないか要求します。関連サイトに有益な情報があれば、そのサイトへのリンクを設定することも検討できます。リンク ページを作成する際に、自分のサイトの関連キーワードをリンクの説明に含めます。
サイト マップを発行する
多くの場合、ホーム ページのナビゲーション リンクは、ダイナミック リンクで構成されるか、JavaScript またはダイナミック HTML (DHTML) によって生成されます。検索エンジンは、ダイナミック リンクの読み取りや、リンクを辿ることはできないため、プレーン テキストのハイパーリンクを含めることをお勧めします。通常、サイト内のページ (特に製品ページ) には最も詳しい情報 (したがって最適なキーワード) が含まれている、それらのページを検索エンジンのスパイダーで確実に検出させることができます。
Web サイト内のすべてのページへのテキスト リンクを表示するサイト マップを発行し、このページを検索エンジンに送信します。こうすることで、内部ページが検索エンジンによってすべて検出されるようになります。
目次機能を持つサイト マップを作成するには
- カーソルを、サイト マップまたは目次を挿入するページ上の位置に置きます。
- [挿入] メニューの [Web コンポーネント] をクリックします。
- [コンポーネントの種類] セクションで [目次] をクリックします。
- [目次を選択] セクションで [この Web サイト] をクリックし、[完了] をクリックします。[目次のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [参照] をクリックして、ホーム ページ ファイルを探して選択し、[OK] をクリックします。
- 必要なオプションを選択し、[OK] をクリックします。
- ページを保存して発行します。
ブラウザにサイト マップを表示すると、Web サイト内のすべてのページへのリンクがプレーン テキストで表示されます。各リンクは、このサイトに達したスパイダーによって辿られます。
サイトを発行する
検索エンジンは、定期的にはサイトに再アクセスしません。コンテンツを更新したとき、または新しいページを Web サイトに追加したときは、検索エンジンにサイトを再送信することもできます。ただし、30 ~ 45 日の間隔を空けずに頻繁にサイトを送信すると、検索エンジンがスパムとして判断することがあるため、サイトの送信は、最低でも 30 ~ 45 日の間隔を空けて行うようにスケジュールすることが重要です。より大型の検索エンジンの国際版 (たとえば、AltaVista と Yahoo! は共に U.K. 版です) もチェックします。また、検索エンジンへの送信を FrontPage から直接実行するプログラム (Hi-Visibility™ など) もありますが、このようなプログラムを使用する際は各検索エンジンのガイドラインを考慮します。
自動送信を実行する多くの Web サイトがあります。これは、小型の検索エンジンとディレクトリに送信するのに便利です。ただし、より大型の検索エンジンにリストする際は、妨げとなることがあります。多くの大型の検索エンジンでは、たとえば、グラフィックに表示する単語を URL を追加するページで再入力することをユーザーに課すことで、自動送信を規制しています。大型のインデックスやディレクトリへの手動送信には、手間をかけるだけの価値があり、より良い結果が得られます。
サイトを手動で送信するには、検索エンジンの Web サイトにアクセスします。通常、ページの下に [サイトに追加] または [URL の追加] のようなリンクがあります。指示に従って操作を行います。サイトがインデックスされるまでに 4 ~ 6 週間を要することもあります。ただし、検索エンジンがページのスキャンを開始すると、即座にポピュラリティー リンクが作成されます。
有料リスト
現在、ほとんどの検索エンジンで有料リストが提供されています。中には、"購入" した単語が 1 日以内の間、上位にランクされることを保証する検索エンジンもあります。ただし、ほとんどの場合、リストされるだけで、ランク指定は行われません。サイトを大型のディレクトリに手動で送信し、検索エンジンのスパイダーがサイトをインデックスするまでの短期的な手段として、有料リストを利用するという方法が考えられます。
まとめ
検索エンジンのリストのために Web ページを FrontPage 2002 で最適化することで、ランクをより上位に上げて、Web サイトへのトラフィックを増加させることができます。サイトが検索エンジンの検索結果トップ 10 に入ることが保証されるわけではありませんが、検索エンジンに合わせてサイトを最適化すれば、そこで販売される製品をユーザーが簡単かつ頻繁に見つけるようになります。
Tiffany K. Edmonds は『Essential FrontPage 2002 for Web Professionals』の著者で、Dynamite-iT.com、at-frontpage.com、および FPlist@yahoogroups.com のオーナーです。また、Microsoft FrontPage MVP でもあります。