フィルタを使ってセル範囲からデータを抽出すると、特定のデータ行での検索や作業がすばやく簡単に行えます。抽出されたセル範囲には、特定の列で指定した抽出条件 (抽出条件 : 特定のレコードを抽出するために設定する 1 つまたは複数の条件を指します。)に一致する行だけが表示されます。セル範囲のフィルタ処理には次の 2 つのコマンドがあります。
- [オートフィルタ] コマンドは、基本的な抽出条件でデータを抽出する場合に使用します。また、選択した項目に基づいてデータを抽出することもできます。
- [フィルタ オプションの設定] は、詳細な抽出条件を指定してデータを抽出する場合に使用します。
並べ替えとは異なり、フィルタ処理ではセル範囲の構成は変更されません。フィルタ処理では、必要のない行が一時的に非表示になります。
フィルタ処理で行を抽出すると、セル範囲のサブセットの再構成や移動をせずに編集、書式設定、グラフ作成、および印刷を実行できます。
オートフィルタ
[オートフィルタ] コマンドを使用すると、抽出するセル範囲の列見出しの右側にオートフィルタ矢印
が表示されます。

抽出前のセル範囲
フィルタで抽出されたセル範囲
抽出された項目は、青いオートフィルタ矢印で表示されます。
ユーザー設定のオートフィルタを使用して、特定の値が入力されているセルの行を抽出できます。また、1 つの列に対して複数の条件が適合する行、たとえば特定の範囲 ("西脇" という値が入力されている行など) から行を抽出するときにも、ユーザー設定のオートフィルタを使用できます。
フィルタ オプションの設定
[フィルタ オプションの設定] を使用すると、[オートフィルタ] と同様に所定のセル範囲からデータを抽出することができますが、列のドロップダウン リストは表示されません。その代わりに、データを抽出するセル範囲とは別に抽出条件
範囲を指定し、ワークシート上に抽出条件 (抽出条件 : 特定のレコードを抽出するために設定する 1 つまたは複数の条件を指します。)を入力します。抽出条件範囲を使うと、複数の抽出条件を指定してデータを抽出できます。
詳細な抽出条件の例
同じ列に複数の抽出条件を指定する
1 つの列に複数の抽出条件を指定して、いずれかに一致するデータを抽出する場合、同じ列の個別の行に抽出条件を入力します。たとえば、次の抽出条件を指定すると、販売員が "西脇"、"吉田"、または "須山" であるすべての行が表示されます。
複数の列に 1 つの抽出条件を指定する
複数の列に抽出条件を指定して、すべてに一致するデータを抽出する場合、同じ行に抽出条件を入力します。たとえば、次の抽出条件範囲を指定すると、種別が "ビール"、販売員が "西脇"、売上が "1,000 より大きい" 行がすべて表示されます。
列ごとに抽出条件を指定する
列ごとに抽出条件を指定して、いずれかに一致するデータをすべて抽出する場合、個別の行に抽出条件を入力します。たとえば、次の抽出条件範囲を指定すると、種別が "ビール"、販売員が "西脇"、売上が "1,000 より大きい" のいずれかの条件に一致する行が表示されます。
複数の列に 2 セット以上の抽出条件を指定する
複数の列に 2 セット以上の抽出条件を指定して、抽出条件セットのいずれかに一致するデータをすべて抽出するには、個別の行に抽出条件セットを入力します。たとえば、次の抽出条件範囲を指定すると、販売員が "西脇" で売上が "3,000 より大きい" すべての行と、販売員が "吉田" で売上高が "1,500 より大きい" すべての行が表示されます。
1 つの列に 2 セット以上の抽出条件を指定する
同じ列に 2 セット以上の抽出条件を指定して、すべてに一致するデータを抽出する場合、複数の列に同じ列見出しを付けて抽出条件を入力します。たとえば、次の抽出条件範囲を指定すると、売上が "500 より小さい" 行と、"5,000" と "8,000" の間にある行 (5,000 と 8,000 は含まない) が表示されます。
数式の計算結果を抽出条件として指定する
抽出条件として数式 (数式 : 値、セル参照、名前、関数、演算子を組み合わせて 1 つのセルに記述したもので、計算結果の値を算出する。数式の先頭には必ず等号 (=) を付けます。)の計算結果を使用できます。数式を使って抽出条件を作成した場合、列見出しを抽出条件のラベルに指定することはできません。抽出条件のラベルを指定しないか、セル範囲内の列見出しとは異なるラベルを指定します。たとえば、次の抽出条件範囲を指定すると、C7:C10 のセル範囲から平均よりも大きな値を持つ列 C の行が表示されます。
メモ