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ヒストグラムについて
 
対象アプリケーション
Microsoft Office Excel 2003
Microsoft Excel 2002
本の表紙 この記事は、『Microsoft Office Excel 2003 Inside Out』 (Craig Stinson、Mark Dodge 著) を参考にしています。この本の詳細については、Microsoft Press の Web サイトを参照してください。

ヒストグラムとは何でしょう? また、どのような場合に有効利用できるでしょうか? ヒストグラムは、測定値の集合を受け取り、測定値の数 (頻度) をいくつかの区間 (または級) に分けて (通常は単純な縦棒グラフに) グラフ化します。たとえば、ヒストグラムを使用すると、全生徒のテストの点数がどのくらいのレベルに到達しているかを正確に表すことができます。この例については、このページで詳しく説明します。

Excel でヒストグラムを作成するには、分析ツールのヒストグラム ツール (Excel に組み込まれている分析機能を強化する関数およびツールのコレクションを提供するアドイン モジュール) を使用します。このデータ分析用アドインは Excel で利用できますが、自動的に読み込まれない場合があります。

 メモ   [ツール] メニューに [分析ツール] が表示されない場合は、アドインを読み込む必要があります。詳細については、「アドインを登録または削除する」を参照してください。

ヒストグラム ツールを使用する

生徒のサンプル テーブルおよびテストの点数を使用し、ヒストグラム ツールが Excel でどのように動作するかを検証します。重要な点は、ヒストグラムの入力範囲には定量的なデータ (テストの点数など) が含まれることです。ヒストグラム ツールは、質的な数値データ (生徒の学籍番号など) では動作しません。

また、ヒストグラムの出力を表示する (たとえば、50 点ごとに合計点を分ける) には、分布に対する区間を設定します。次の図の F 列のように、区間は等間隔でなくてもよいですが、昇順に並べる必要があります。

F 列には分布の区間が含まれています。 

入力データをすべて適切な場所に配置したら、ヒストグラム ツールを開始できます。[ツール] メニューの [分析ツール] をクリックし、[データ分析] ダイアログ ボックスの [ヒストグラム] をクリックします。[ヒストグラム] ダイアログ ボックスが表示されます。

このダイアログ ボックスは、[データ分析] ダイアログ ボックスでヒストグラムを選択した後に表示されます。 

[ヒストグラム] ダイアログ ボックスで、以下の情報を入力します。

  • [入力範囲]  ワークシート内の入力データの場所です。例では、セル D2:D1001 が入力範囲です。
  • [データ区間]  ワークシート内の区間の場所です。例では、セル "F2:F22" が データ区間です。

     メモ   必要に応じて、[データ区間] ボックスを空白のままにすることもできます。ヒストグラム ツールにより、開始点および終了点として入力範囲の最小値および最大値が使用され、区間の分布は自動的に等間隔になります。間隔の数は、入力値の平方根と等しくなります (切り捨て)。ただし、これらの区間の間隔はデータまたは分析のタイプとはほとんどかかわりがないので、固有のものを作成することをお勧めします。

  • [出力先]  分析を表示する範囲の左上のセルが出力先です。例では、出力範囲を G1 で開始します。また、出力を別のワークシートまたはワークブックに配置することもできます。
  • 出力結果の表示  例では、[グラフ作成] がオンになっています。出力を累積度数でソートまたは表示することもできます。

次に、ヒストグラム ツールは入力情報をすべて分析し、出力を計算し、次の図のように G 列および H 列に表示します。この分析からは、3 つの点数が850 より大きく 900 以下であったことや、48 の点数が 900 より大きく 950 以下であったことなどがわかります。

この分析により点数が表示されます。  

ヒストグラム ツールの出力を参照する場合は、以下の点に注意してください。

  • ヒストグラムは、区間の境界値以上で次の区間の境界値未満の入力値の数をレポートし、[頻度] 列に表示します。
  • テーブルの最後の値は、最後の 区間の境界値以上の入力値の数をレポートします。
  • [ヒストグラム] ダイアログ ボックスの [パレート図] をオンにした場合は、出力値が降順でソートされます。
  • [ヒストグラム] ダイアログ ボックスの [累積度数分布の表示] をオンにした場合は、各区間レベルの累積度数を一覧表示するテーブルが作成されます。
  • 例のように [ヒストグラム] ダイアログ ボックスの [グラフ作成] をオンにした場合は、頻度分布テーブルによるグラフが同時に生成されます。

ヒストグラム ツールは、このような縦棒グラフを自動的に作成できます。

ピボットテーブルでヒストグラムを作成する

ピボットテーブル内のデータからヒストグラムを作成し、有用な区間のパターンをすばやく確立することができます。ただし、ヒストグラム ツールはデータ内のゼロをすべてスキップするので、ヒストグラムの作成にはゼロを含むデータを使用しないことをお勧めします。

区間の式に関する注意

ヒストグラム ツールは、区間の境界値がある列を複製するので、ワークブックの別の場所に出力を配置する場合に便利です。ただし、ヒストグラム ツールは区間の境界値をコピーするので、これは データ区間に式ではなく数値定数が含まれている場合に適しています。式を使用する場合は、相対参照が含まれていないことを確認する必要があります。相対参照が含まれていると、ヒストグラム ツールが範囲をコピーしたときに、式が不適切な結果を生成する場合があります。

FREQUENCY 関数で分布を分析する

ヒストグラム ツールは数値定数のセットを生成します。入力値にリンクされた式を作成する場合は、組み込まれた FREQUENCY 配列関数 (指定された値が母集団内に出現する回数を計算する) を使用できます。この関数は 2 つの引数を受け取ります。構文は次のようになります。

FREQUENCY(data_array,bins_array)

FREQUENCY 関数を使用するには、ヒストグラム ツールで行うように区間の境界値の列を設定する必要があります。次に、出力を表示する範囲全体を選択します。例では G2:G21 (F 列の区間の境界値のすぐ隣のセル) となります。FREQUENCY 関数は行や複数列を出力範囲として使用できないので、1 つの列内の範囲を選択する必要があります。次の図に、データに適用される FREQUENCY 関数を示します。

FREQUENCY を使用して分布の分析を入力データにリンクさせます。 

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