CELL 関数

ここでは、Microsoft Office Excel の CELL 関数 (関数: 値を使って計算し、その結果の値を返すあらかじめ定義された数式。関数を使うと、長く複雑な数式を短く簡単にすることができます。)の書式および使用法について説明します。セルのデータを書式設定する方法およびセルのスタイルを適用する方法の詳細については、[参照] セクションのリンク先を参照してください。

説明

CELL 関数は、セルの書式、位置、または内容に関する情報を返します。たとえば、セルに対して計算を実行する前に、そのセルに文字列ではなく数値が含まれていることを確認する場合は、次の数式を使用します。

=IF(CELL("type", A1) = "v", A1 * 2, 0)

この数式は、セル A1 に数値が含まれている場合にのみ A1*2 の計算を実行し、A1 に文字列が含まれている場合または A1 が空白の場合は 0 を返します。

書式

CELL(検査の種類, [対象範囲])

CELL 関数の書式には、次の引数 (引数: アクション、イベント、メソッド、プロパティ、関数、またはプロシージャに必要な情報を提供する値のことです。)があります。

  • 検査の種類     必須。返されるセル情報の種類を指定する文字列値。検査の種類として指定できる値とその結果を以下に示します。
検査の種類 戻り値
"address" 対象範囲の左上隅にあるセルの参照を表す文字列。
"col" 対象範囲の左上隅にあるセルの列番号。
"color" 負の数を色で表す書式がセルに設定されている場合は 1。それ以外の場合は 0 (ゼロ)。
"contents" 対象範囲の左上隅にあるセルの値 (数式ではない)。
"filename" 対象範囲を含むファイルのフル パス名 (文字列)。対象範囲を含むワークシートが保存されていなかった場合は、空白文字列 ("")。
"format" セルの表示形式に対応する文字列定数。各種の表示形式に対応する文字列定数については、次の表を参照してください。セルが負数に対応する色で書式設定されている場合、文字列定数の末尾に "-" が付きます。正数またはすべての値をかっこで囲む書式がセルに設定されている場合、結果の文字列定数の末尾に "()" が付きます。
"parentheses" 正の値またはすべての値をかっこで囲む書式がセルに設定されている場合は 1。それ以外の場合は 0。
"prefix" セルの "文字位置" に対応する文字列定数。セルが左詰めの文字列を含むときは単一引用符 (')、右詰めの文字列を含むときは二重引用符 (")、中央揃えの文字列を含むときはキャレット (^)、両揃えの文字列を含むときは円記号 (¥)、また、セルにそれ以外のデータが入力されているときは空白文字列 ("") になります。
"protect" セルがロックされていない場合は 0、ロックされている場合は 1。
"row" 対象範囲の左上隅にあるセルの行番号。
"type" セルに含まれるデータのタイプに対応する文字列定数。セルが空白の場合は "b" (Blank の頭文字)、セルに文字列定数が入力されている場合は "l" (Label の頭文字)、その他の値が入力されている場合は "v" (Value の頭文字) になります。
"width" 小数点以下を切り捨てた整数のセル幅。セル幅の単位は、既定のフォント サイズの 1 文字の幅と等しくなります。
  • 対象範囲     省略可能。情報が必要なセル。この引数を省略した場合、最後に変更されたセルについて、検査の種類引数に指定した情報が返されます。対象範囲がセル範囲の場合、その範囲の左上隅のセルに関する情報だけが返されます。

CELL の表示形式コード

検査の種類引数が "format" であり、対象範囲が組み込みの表示形式で書式設定されたセルである場合に返される文字列値を以下に示します。

Excel の表示形式 戻り値
全般 "G"
0 "F0"
#,##0 ",0"
0.00 "F2"
#,##0.00 ",2"
$#,##0_);($#,##0) "C0"
$#,##0_);[赤]($#,##0) "C0-"
$#,##0.00_);($#,##0.00) "C2"
$#,##0.00_);[赤]($#,##0.00) "C2-"
0% "P0"
0.00% "P2"
0.00E+00 "S2"
# ?/? または # ??/?? "G"
m/d/yy または m/d/yy h:mm または mm/dd/yy "D4"
d-mmm-yy または dd-mmm-yy "D1"
d-mmm または dd-mmm "D2"
mmm-yy "D3"
mm/dd "D5"
h:mm AM/PM "D7"
h:mm:ss AM/PM "D6"
h:mm "D9"
h:mm:ss "D8"

 メモ   CELL 関数の検査の種類引数が "format" であるときに、参照先のセルに後で別の表示形式を適用した場合、ワークシートを再計算して、CELL 関数の計算結果を更新する必要があります。

使用例

使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。

表示その方法は?

  1. この記事の使用例を選択します。Excel Web App の例をコピーする場合は、セルを 1 つずつコピーして貼り付けます。

 重要   行見出しまたは列見出しは選択しないでください。

ヘルプから使用例を選択する

ヘルプから使用例を選択する
  1. Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
  2. 空のブックまたはワークシートを作成します。
  3. ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。

 重要   使用例が正常に動作するためには、ワークシートのセル A1 に貼り付ける必要があります。

  1. 計算結果と結果を返す数式の表示を切り替えるには、Ctrl キーと Shift キーを押しながら ` (アクサン グラーブ) キーを押すか、[数式] タブの [ワークシート分析] グループで [数式の表示] をクリックします。

使用例は、空のワークシートにコピーした後、ニーズに合わせて変更できます。


 
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8
A B C
データ
5-Mar
合計
数式 説明 計算結果
=CELL("row", A20) セル A20 の行番号を返します。 20
=CELL("format", A2) セル A2 の表示形式コードを返します。 D3 (d-mmm)
=CELL("contents", A3) セル A3 に入力されているデータを返します。 合計
=CELL("type", A2) セル A2 のデータの種類を返します。 v (値)
 
 
適用対象:
Excel 2007