データを円グラフで表示する

Microsoft Office Excel 2007 では、データを簡単に円グラフで表示し、見やすくて本格的な外観を設定できます。

書式設定された円グラフ

円グラフを作成した後に、各要素を回転させて視点を変えることができます。また、特定の要素を円グラフから切り離して強調したり、グラフの種類を補助円グラフ付き円グラフまたは補助縦棒グラフ付き円グラフに変更して、円グラフ内の非常に小さな要素を見やすくしたりもできます。

この記事の内容


円グラフでのデータのプロットについて

円グラフは、1 つのデータ系列 (データ系列: グラフにプロットされた、関連するデータ要素の集まり。各データ系列は色やパターンで区別され、グラフの凡例に示されます。1 つのグラフに複数のデータ系列をプロットできますが、円グラフにプロットできるデータ系列は 1 つだけです。)の各項目の大きさを、項目の合計に対して相対的に示します。円グラフ内のデータ要素 (データ要素: グラフにプロットされる値で、データ マーカーと呼ばれる横棒、縦棒、折れ線、円、ドーナツ、点などの形で表示される。同じ色のデータ マーカーは、データ系列になります。)は、円全体に対するパーセンテージで表示されます。円グラフには 1 つのデータ系列しかプロットできないため、ワークシートのデータは 1 つの列または 1 つの行に配置する必要があります。また、選択範囲の先頭の列または行であれば、分類名を含めることもできます。分類名は、円グラフの凡例として表示されます。

次の条件に該当する場合は、円グラフの使用を検討します。

  • プロットするデータ系列が 1 つだけである。
  • プロットする値に負の値が含まれない。
  • プロットする値にゼロ (0) 値が含まれない。
  • 分類が 7 種類以下である。
  • 分類が円全体の各要素に相当する。

円グラフの作成時には、次のいずれかの形式を選択できます。

  • 円および 3-D 円    全体に対する各値の割合を 2-D 形式または 3-D 形式で表示します。円グラフの要素を手動で切り離して、強調することもできます。

2-D 円グラフおよび 3-D 円グラフの例

  • 補助円グラフ付き円グラフおよび補助縦棒グラフ付き円グラフ    メインの円グラフからユーザー定義によって値を抜粋し、その値を補助円グラフまたは補助縦棒グラフに結合して、円グラフと一緒に表示します。メインの円グラフの小さな要素を見やすくする場合に適しています。

補助円グラフ付き円グラフおよび補助縦棒グラフ付き円グラフの例

  • 分割円および 3-D 分割円    個々の値を強調しながら、全体に対する値の関係や比較を表します。3-D 効果を付けることもできます。すべての要素および個々の要素の分割設定を変更することはできますが、分割円の要素を手動で移動することはできません。要素を手動で切り離す必要がある場合は、代わりに円グラフまたは 3-D 円グラフの使用を検討してください。

2-D 分割円および 3-D 分割円

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複雑な円グラフを作成する

書式設定された円グラフ

さて、この円グラフはどのようにして作成されたのでしょうか。次の手順を実行すると、同様の結果の円グラフを作成できます。このグラフでは、サンプルのワークシート データを使用しています。このデータをワークシートにコピーしてもかまいませんし、独自のデータを使用してもかまいません。

  1. サンプルのワークシート データを空のワークシートにコピーするか、または円グラフにプロットするデータが含まれているワークシートを開きます。

表示サンプルのワークシート データをコピーするには

  • 新しいブックまたはワークシートを作成します。
  • ヘルプ トピックから使用例を選択します。

 メモ   行見出しまたは列見出しは選択しないでください。

ヘルプから使用例を選択する

ヘルプから使用例を選択する
  • Ctrl キーを押しながら C キーを押します。
  • ワークシートのセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。

 
1
2
3
4
5
6
A B
ランチの売上
サンドイッチ 40
サラダ 21
スープ 15
飲料 9
デザート 15
  1. 円グラフにプロットするデータを選択します。
  2. [挿入] タブの [グラフ] で [] をクリックします。

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  1. [3-D 円] で、[3-D 円] をクリックします。
  2. 円グラフのプロット エリア (プロット エリア: 2-D グラフでは、軸に囲まれたすべてのデータ系列を含むエリアです。3-D グラフでは、軸に囲まれたデータ系列、項目名、目盛ラベル、および軸タイトルを含むエリアです。)をクリックします。

[グラフ ツール] が表示され、[デザイン]、[レイアウト]、[書式] の各タブが表示されます。

  1. [デザイン] タブの [グラフのレイアウト] で、使用するレイアウトを選択します。

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 ヒント   この円グラフでは、[レイアウト 2] を使用しました。

 メモ   [レイアウト 2] では、凡例が表示されます。グラフの凡例のエントリが多すぎる場合、または凡例のエントリが見分けにくい場合は、凡例を表示する代わりに、円グラフの要素にデータ ラベルを追加できます ([レイアウト] タブの [ラベル] で [データ ラベル] をクリックします)。

  1. [デザイン] タブの [グラフのスタイル] で、使用するグラフのスタイルをクリックします。

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 ヒント   この円グラフでは、[スタイル 2] を使用しました。

  1. [書式] タブの [図形のスタイル] で [図形の効果] をクリックし、[面取り] をクリックします。

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  1. [3-D オプション] をクリックし、[面取り] の [] および [] で、使用する面取りのオプションをクリックします。

 ヒント   この円グラフでは、[] を使用しました。

  1. [] および [] の面取りのオプションで、[] ボックスと [高さ] ボックスに目的のポイント サイズを入力します。

 ヒント   この円グラフでは、「512 pt」という値を使用しました。

  1. [表面] の [質感] をクリックし、使用するオプションをクリックします。

 ヒント   この円グラフでは、[プラスチック] を使用しました。

  1. [閉じる] をクリックします。
  2. [書式] タブの [図形のスタイル] で [図形の効果] をクリックし、[] をクリックします。
  3. [外側]、[内側]、または [透視投影] で、使用するオプションをクリックします。

 ヒント   この円グラフでは、[透視投影] の [] を使用しました。

  1. グラフを回転させて視点を調整するには、プロット エリアを選択し、[書式] タブの [現在の選択範囲] で [選択対象の書式設定] をクリックします。
  2. [グラフの基線位置] で、目的の回転角度になるようにスライダをドラッグするか、0 ~ 360 の範囲の値を入力して基線位置を指定し、[閉じる] をクリックします。

 ヒント   この円グラフでは、350 という値を使用しました。

  1. グラフのグラフ エリアをクリックします。
  2. [書式] タブの [図形のスタイル] で [図形の効果] をクリックし、[面取り] をクリックします。
  3. [面取り] で、使用するオプションを選択します。

 ヒント   この円グラフでは、[] を使用しました。

  1. ブックに適用される既定のテーマとは異なるテーマの色を使用するには、次の操作を行います。
  1. [ページ レイアウト] タブの [テーマ] で [テーマ] をクリックします。

Excel リボンの [テーマ]

  1. [組み込み] で、使用するテーマをクリックします。

 ヒント   この円グラフでは、[アース] テーマを使用しました。

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円グラフの要素を回転する

Office Excel 2007 で円グラフのデータ系列 (データ系列: グラフにプロットされた、関連するデータ要素の集まり。各データ系列は色やパターンで区別され、グラフの凡例に示されます。1 つのグラフに複数のデータ系列をプロットできますが、円グラフにプロットできるデータ系列は 1 つだけです。)がプロットされる順序は、ワークシート上のデータの順序によって決まります。360°の円グラフの中で要素を回転させることにより、視点を変えることができます。

回転された円グラフの要素の例

  1. 円グラフでデータ系列またはデータ要素をクリックするか、次の操作を実行して、グラフ要素の一覧からデータ系列またはデータ要素を選択します。
    1. グラフをクリックします。

[グラフ ツール] が表示され、[デザイン]、[レイアウト]、[書式] の各タブが表示されます。

  1. [書式] タブの [現在の選択範囲] で [グラフの要素] ボックスの横の矢印をクリックし、目的のデータ系列またはデータ要素をクリックします。

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  1. [書式] タブの [現在の選択範囲] で [選択対象の書式設定] をクリックします。
  2. [グラフの基線位置] で、目的の回転角度になるようにスライダをドラッグするか、0 ~ 360 の範囲の値を入力して基線位置を指定します。

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円グラフの要素を切り離す

円グラフの各要素を強調するには、グラフを作成するときに、分割円または 3-D 分割円を使用します。分割円グラフは、個々の値を強調しながら、全体に対する値の関係や比較を表します。すべての要素または個々の要素の分割設定を変更することはできますが、分割円の要素を手動で移動することはできません。

分割円グラフ

要素を手動で切り離す必要がある場合は、代わりに円グラフまたは 3-D 円グラフの使用を検討してください。

要素が 1 つだけ切り離された円グラフ

分割円グラフの要素の設定を変更する

  1. 分割円グラフでデータ系列またはデータ要素をクリックするか、次の操作を実行して、グラフ要素の一覧からデータ系列を選択します。
    1. グラフをクリックします。

[グラフ ツール] が表示され、[デザイン]、[レイアウト]、[書式] の各タブが表示されます。

  1. [書式] タブの [現在の選択範囲] で [グラフの要素] ボックスの横の矢印をクリックし、データ系列をクリックします。

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  1. [書式] タブの [現在の選択範囲] で [選択対象の書式設定] をクリックします。
  2. [円グラフの切り離し] で、スライダをドラッグして切り離しのパーセンテージを増減するか、パーセンテージ ボックスに目的の切り離しのパーセンテージを入力します。

円グラフの要素を手動で切り離す

円グラフをクリックし、次のいずれかの操作を行います。

  • 円グラフからすべての要素を切り離すには、円の中心から外側に向かってドラッグします。
  • 円グラフから個々の要素を切り離すには、切り離す要素をクリックし、その要素を円の中心から外側に向かってドラッグします。

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小さな要素を補助円グラフ付き円グラフまたは補助縦棒グラフ付き円グラフで見やすくする

円グラフに多くのデータ要素 (データ要素: グラフにプロットされる値で、データ マーカーと呼ばれる横棒、縦棒、折れ線、円、ドーナツ、点などの形で表示される。同じ色のデータ マーカーは、データ系列になります。)があり、全体に対するそれぞれの割合が 5% に満たない場合は、各要素を見分けることが困難になります。

円グラフ

円グラフの小さな要素を見やすくするには、補助円グラフ付き円グラフまたは補助縦棒グラフ付き円グラフを使用します。どちらのグラフ形式も、メインの円グラフから小さな要素を切り離し、これを補助円グラフまたは補助縦棒グラフで表示します。

補助円グラフ付き円グラフ

補助円グラフのデータ ラベル (データ ラベル: データ マーカーの追加情報を示すラベルで、データシートのセルからプロットされた 1 つのデータ要素または値を表す。)には、標準の円グラフと同じパーセンテージ値が表示されます。補助円グラフのパーセンテージは、メインの円グラフから切り離された要素を表すため、合計で 100% になりません。すべての要素は、同じデータ系列に属します。

補助円グラフ付き円グラフまたは補助縦棒グラフ付き円グラフの種類を選択すると、既定では、最後の 3 つのデータ要素が補助グラフに移動します。たとえば、グラフに 7 ~ 9 個のデータ要素がある場合、最後の 3 つのデータ要素が補助グラフにプロットされます。ただし、データ要素をメインの円グラフと補助円グラフに配分する方法、およびその表示方法は変更できます。

補助円グラフ付き円グラフまたは補助縦棒グラフ付き円グラフを作成する

  1. ワークシートで、補助円グラフ付き円グラフまたは補助縦棒グラフ付き円グラフにプロットするデータを選択します。
  2. [挿入] タブの [グラフ] で [] をクリックし、[補助円グラフ付き円グラフ] または [補助縦棒付き円] をクリックします。

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 メモ 

  • メイン グラフと補助グラフは、必ず横方向に並べて表示されます。それぞれを個別に移動することはできません。左側のグラフが常にメイン グラフです。
  • グラフを個別に選択したり、別々の書式を設定したりすることはできません。メイン グラフと補助グラフは、両方とも 1 つのデータ系列の一部です。選択して書式設定を適用できるのは、データ系列全体か、または個々のデータ要素に限られます。
  • メイン グラフと補助グラフの関係を示すために、区分線が自動的に追加されます。別の線のスタイルを適用することで、区分線に書式を設定できます。また、区分線を削除することもできます。
  • [セルの書式設定] ダイアログ ボックス ([ホーム] タブの [数値] で ボタン イメージ (ダイアログ ボックス起動ツール) をクリック) の [表示形式] タブで指定したパーセンテージの小数点以下の桁数によっては、データ ラベルに表示されるパーセンテージが丸められ、合計が合わなくなる場合があります。

データ要素の配分と表示を変更する

  1. 補助円グラフ付き円グラフまたは補助縦棒グラフ付き円グラフで、データ系列またはデータ要素を選択するか、次の操作を実行して、グラフ要素の一覧からデータ系列を選択します。
    1. グラフをクリックします。

[グラフ ツール] が表示され、[デザイン]、[レイアウト]、[書式] の各タブが表示されます。

  1. [書式] タブの [現在の選択範囲] で [グラフの要素] ボックスの横の矢印をクリックし、データ系列をクリックします。

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  1. [書式] タブの [現在の選択範囲] で [選択対象の書式設定] をクリックします。
  2. [系列の分割] ボックスで、補助グラフに表示するデータの種類をクリックします。
  3. 補助グラフに表示するデータ要素の数を調整するには、次の操作を行います。
  • 位置で系列を分割する場合は、[補助プロットに含む値の個数] ボックスに、別の値を入力します。
  • 値またはパーセント値で系列を分割する場合は、[補助プロットに次の値未満をすべて含む] ボックスに、別の値を入力します。
  • 選択したデータ要素の配置場所を変更するには、[要素のプロット先] ボックスの一覧の [主要プロット] または [補助プロット] をクリックします。
  1. 要素の間隔を変更するには、[円グラフの切り離し] または [要素の切り出し] で、スライダをドラッグして切り離しのパーセンテージを増減するか、パーセンテージ ボックスに目的の切り離しのパーセンテージを入力します。
  2. グラフの間隔を変更するには、[要素の間隔] で、スライダをドラッグして値を増減するか、パーセンテージ ボックスに目的の値を入力します。

 メモ   この値は、間隔の幅を補助グラフの幅に対するパーセンテージで表します。

  1. 補助グラフのサイズを変更するには、[補助プロットのサイズ] ボックスで、スライダをドラッグして値を増減するか、パーセンテージ ボックスに目的の値を入力します。

 メモ   この値は、補助グラフのサイズをメイン グラフのサイズに対するパーセンテージで表します。

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グラフをテンプレートとして保存する

今作成したグラフと似た別のグラフを作成する場合、作成したグラフを他の同様のグラフの基礎に使用できるテンプレートとして保存できます。

  • テンプレートとして保存するグラフをクリックします。
  • [デザイン] タブの [種類] で [テンプレートとして保存] をクリックします。

Excel リボンの [種類]

  • [ファイル名] ボックスに、テンプレートの名前を入力します。

 ヒント   別のフォルダーを指定しない場合、テンプレート ファイル (.crtx) は [グラフ] フォルダーに保存され、[グラフの挿入] ダイアログ ボックス ([挿入] タブの [グラフ] で ボタン イメージ (ダイアログ ボックス起動ツール) をクリックする) および [グラフの種類の変更] ダイアログ ボックス ([デザイン] タブの [種類] で [グラフの種類の変更] をクリックする) の両方の [テンプレート] で、そのテンプレートを使用できるようになります。

グラフ テンプレートを適用する方法の詳細については、「グラフ テンプレートを使用してお気に入りのグラフを再利用する」を参照してください。

 メモ   グラフ テンプレートには、グラフの書式と共に、グラフをテンプレートとして保存するときに使用していた色も格納されます。グラフ テンプレートを使用して別のブックでグラフを作成すると、新しいグラフでは、ブックに現在適用されているドキュメントのテーマの色ではなく、グラフ テンプレートの色が使用されます。グラフ テンプレートのテーマの色ではなく、ドキュメントのテーマの色を使用するには、グラフ エリア (グラフ エリア: グラフ全体およびグラフのすべての要素。)を右クリックし、ショートカット メニューの [リセットしてスタイルに合わせる] をクリックします。

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適用対象:
Excel 2007, Outlook 2007