散布図と折れ線グラフを作成する

対象アプリケーション
Microsoft Office Excel 2003
Microsoft Excel 2000 および Microsoft Excel 2002

散布図と折れ線グラフは、特に散布図を線でつないで表示したときに、よく似て見えます。ただし、それぞれのデータの表示方法には、大きな違いがあります。主な違いは、x 軸上でのデータのプロット方法です。

たとえば、次のワークシートの 1 日の降水量データと煤塵データが散布図と折れ線グラフでどのように表示されるかを調べてみましょう。

ワークシート データの 1 日の降水量の図

このワークシートを使用して散布図を作成する場合、次の図に示すように、ワークシートの A 列の 1 日の降水量値は、水平軸の x 値として表示され、B 列の煤塵値は、垂直軸の y 値として表示されます。

散布図

散布図に表示される最初のデータ要素は、y 値が 137 (煤塵) で、x 値が 1.9 (1 日の降水量) であることを示します。これらの数値は、ワークシートの 9 行目の両列の数値です。

次の折れ線グラフでは、同じ 1 日の降水量データと煤塵データが 2 つの別のデータ要素として、水平軸に沿って等間隔に配置された状態で表示されています。

折れ線グラフ

煤塵を表す y 値 (137) と 1 日の降水量を表す x 値 (1.9) が、折れ線グラフでは別のデータ要素として表示されることに注意してください。 これらのデータ要素のどちらもグラフに表示される最初のデータ要素ではありません。各データ系列 (データ系列 : グラフにプロットされた、関連するデータ要素の集まり。各データ系列は色やパターンで区別され、グラフの凡例に示されます。1 つのグラフに複数のデータ系列をプロットできますが、円グラフにプロットできるデータ系列は 1 つだけです。) の最初のデータ要素は、ワークシートの最初のデータ行 (2 行目) の要素です。 

軸の種類と目盛りの違い

散布図と折れ線グラフでは、軸の種類と目盛りの使用方法も異なります。

  • 散布図の x 軸は、数値軸にしかできません。つまり、この軸には数値データしか表示されません。この数値データをより柔軟に表示するには、この軸の目盛りオプションを変更します。
  • 折れ線グラフの x 軸は、非数値データの表示が可能な、項目軸または時間軸とすることができます。使用するデータによって、折れ線グラフの目盛りオプションは、散布図の x (数値) 軸の目盛りオプションに比べ制限されます。

グラフで使用されている軸の種類は、[軸の書式設定] イアログ ボックスの [目盛] タブで確認できます。軸をクリックし、[書式] メニューの [選択した軸] をクリックします。

散布図の使用が適している場合

散布図は、科学データ、統計データ、工学データなどの数値データの表示や比較によく使用されます。x 軸の目盛りを変更したり、対数目盛りにしたりする場合には、散布図を使用する必要があります。散布図を使用すると、次の操作を効果的に行うことができます。

散布図では、データ要素間をつないだ線を表示または非表示にできます。これらの線は、データ マーカー (データ マーカー : 棒、面、点、セグメントなどでグラフに表示される記号。データ マーカーは、1 つのデータ要素であり、ワークシートのセルからプロットされた値を表します。グラフ内で関連するデータ マーカーは、データ系列になります。)付きまたはマーカーなしで表示できます。

折れ線グラフの使用が適している場合

折れ線グラフでは、一定期間の連続データを共通の目盛りに対して表示できるため、一定期間の傾向を示すのに最適です。一般的には、データに非数値の x 値が含まれている場合に、折れ線グラフを使用します(x 値が数値の場合は、通常散布図の使用が適しています)。

たとえば、1 日の降水量と煤塵のワークシートデータに日付を追加した場合、これらの日付を時間 (x) 軸に設定した折れ線グラフを作成すると、グラフが読みやすくなります (次の図を参照)。

時間 (x) 軸に非数値データを含む折れ線グラフ

両方のデータ系列の値を表示するために、2 番目の数値 (y) 軸が追加されています。2 番目の軸は、散布図と折れ線グラフのどちらでも非常に便利です。

折れ線グラフでは、一連のデータ要素をつないだ線を、データ マーカー付きまたはマーカーなしで表示できます。折れ線グラフのデータ系列は、積み上げることができます。また、折れ線グラフは、散布図と異なり、3-D 効果付きで表示できます。

散布図または折れ線グラフを作成する

  1. x 軸にプロットする値をワークシートの 1 行目または 1 列目に、y 軸にプロットする値を隣接する行または列になるように、データを配置します。
  2. グラフにプロットする、x 値と y 値の範囲を選択します。
  3. [挿入] メニューの [グラフ] をクリックして、グラフ ウィザードを起動します。
  4. [グラフの種類] ボックスの [散布図] または [折れ線] を選択します。
  5. [形式] で、使用するグラフの形式をクリックします。

    作成するグラフの簡単なプレビューを表示するには、[サンプルを表示する] をクリックします。

  6. [次へ] をクリックし、グラフ ウィザードの手順 2. ~ 4. を実行します。

    各手順でヘルプを表示するには、グラフ ウィザードのタイトル バーにある [?] ボタンをクリックします。

 
 
適用対象:
Excel 2003, Office 2003, Office XP, Excel